仕事を終えてお気に入りのショップへ寄った
帰り道。
高級店が並ぶ通りを歩いていると、少し先に
ある店の前に人だかりがあった。
あそこって櫻井さんがオープニングパーティ
ーの仕事があるって言っていたジュエリーシ
ョップじゃないかな?
時間的に終わったところ?
遠巻きに見ていると、キレイなドレスを着て
大きな宝石のついたネックレスをした女性の
手を取りエスコートする櫻井さんが店から出
てきた。
うちのテーラーで仕立てたパーティースーツ
をさらりと着こなし、まるでそこにいるのが
あたりまえのように絵になっている。
やっぱりすごい人なんだなぁ…
あんなシーンに指名されるなんて。
櫻井さんがリムジンへ乗り込むところで一瞬
目が合った気がしてドキッとした。
「 はぁ…カッコよかったなぁ 」
見ていた人たちの中にも櫻井さんのことを話
している人がいる。
ホントになんでオレなんかがいいんだろう?
さすがにもう揶揄われているとは思えない。
「 付き合ってみるのもあり…かなぁ 」
ドキドキする。
もっと一緒に過ごしてみたいと思う。
櫻井さんと出会ってからラッキーが続いてい
ると思っていたけど、櫻井さんと出会えたこ
と自体が一番のラッキーなんじゃない?
家に帰って深呼吸をして、そして櫻井さんへ
返事をするために会いたいとLINEを送った。
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日曜日の夜はニノちゃん💛