ババ抜きが強くなっちゃったのは彼氏との練

習の成果でしょ?

というわけで、久しぶりのラブシチュです。


潤くん目線💜


ネタバレあり。






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*   M   *




「 お、ここか 」


スタッフが気を利かせてくれたんだろう。

控室の部屋番号にオレとまーの名札が一緒に

貼り付けてあった。



まーとは先日も会ったばかりだけど、こうし

てテレビ局で一緒になるのは久しぶり。


懐かしさを感じながらドアをノックしようと

すると中から声が聞こえてきた。


「 う〜〜〜よし、こっちだ! 」


「 残念、そっちがババだ

    またチュー1回だな 」


「 くっそぉ………チュッ 」


このアホな会話は…


バンッ


勢いよくドアを開けると案の定、翔さんとま

ーがソファで向かい合ってババ抜きをしてい

た。


「 あっ潤!

    おはよう、今日はよろしくね 」


「 よう潤、おはよう 」


「 おはよう

    てか、なんでいるんだよ 」


「 ん?オレか? 」


「 他に誰がいるんだ 」


「 しょーちゃんね、オレのことを心配してギ

    リギリまでババ抜きの練習に付き合ってく

    れてんの 」


「 そうそう、可哀想だろう?

    また最弱王になんてなったら 」


「 ………カギくらいかけとけよ

    見られたらどうするんだ 」


「 へ? 」


「 あぁ聞こえてたか、悪いな 」


全然悪いと思っていない翔さんに若干イラつ

きながらも、このゆるい雰囲気がまた懐かし

く感じる。


「 翔さん、ドラマの撮影とかねぇの? 」


「 おっそうだ、そろそろ行かないと

    本当は本番も見守りたいんだけどなぁ

    じゃあな雅紀、がんばれよ 」


「 うん、しょーちゃんありがとね 」


まーの笑顔にデレた顔で去っていく翔さんが

相変わらず残念すぎる。


しかし、練習はいいけどテレビ的にどうなん

だろう。


「 視聴者はまーが負ける方がうれしいんじゃ

    ないか? 」


「 ん〜そうかなぁ

    山田や目黒もいるからいいんじゃない?

    それにババ抜きは真剣勝負だから! 」


「 まぁ、オレも負ける気はねぇけどな 」


「 くふふっ潤が来てくれてマジでうれしい 」


「 オレも楽しみにしてた 」



そして放送直後 . . .


プルルルルッ


ノノ`∀´ル

はい、翔さん?


(`・З・´)

なんだよ、あれは!


ノノ`∀´ル

は?


(`・З・´)

抱き合ってんじゃねぇよ!


ノノ`∀´ル

まーから抱きついてきたんだし

相変わらずちっせえな


(`・З・´)

うるせーわ!

オレも代理じゃなくて参戦してぇ


ノノ`∀´ル

はいはい


面倒くさいとは思いつつも通常運転な二人に

ほっと和んだのは内緒だ。






おしまい






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こんな妄想をしたのは私だけじゃないよね?




山田くん、最弱王おつかれさま( ̄▽ ̄)