どうしよう…
仕事をしていても櫻井さんのキスが頭から離
れない。
男性から告白されたことは何度かあるけれど
いつも断っていたからこんなに思い悩んだこ
とはない。
それだけオレの中で櫻井さんは大きな存在に
なっていた。
でも、はっきり " 好き " って言われたわけじ
ゃないしなぁ…
あの日から三日たったけれどなにも答えはで
ない。
櫻井さんのことは好きだ。
うん、もうこれは間違いない。
初めの頃はムカついて仕方なかったけれど、
櫻井さんのことを知れば知るほど気持ちは変
わっていった。
それにやっぱりあの人はオレにとってラッキ
ーマンだと思う。
櫻井さんと出逢ってから怖いくらいになにも
かもが順調。
それまでの不運が嘘のようだ。
どうしよう…
もうどうしたいのか、どうすればいいのかわ
からない。
だって櫻井さんと恋愛とかアリ?ナシ?
「 相葉さん、体調悪いですか? 」
「 えっ?いえ、大丈夫です
すみません! 」
「 大丈夫ならいいです
何かあれば言ってくださいね 」
「 ありがとうございます 」
ダメだダメだ!
仕事に集中しないと!
カランッ
気合いを入れ直していると、ドアベルが鳴っ
て目鼻立ちのはっきりしたイケメンが来店し
た。
*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*
だぁれだ?