* S *
笑った顔
怒った顔
泣いた顔
驚いた顔
反抗的な生意気な顔
仕事をしている時の真剣な顔
相葉はクルクルと表情がよく変わる。
それが見ていて楽しいし可愛いと感じた。
そして、もっと見たいと思うようになった。
そもそも初めて出逢った時に好みの美人だと
は思ったんだ。
それなのにアイツはいつまで経っても連絡し
てこない。
オレが自ら連絡先を渡したっていうのに。
「 アイツ…
いつになったら連絡するつもりだ 」
「 珍しいな翔くんがそんなことを言うなんて
なぁ、それはもう恋なんじゃないか? 」
「 ははっまさか
あくまでもあの日の詫びと礼だよ 」
智くんにはそう返したが、いつまで待っても
届かないLINEに苛立って気がつけばテーラー
へ足を向けていた。
可愛くないが可愛い。
なんだそれ?
マジかよ?
オレが?
もう認めるしかない。
「 なんでオレなんかと? 」
そんなの決まっているだろう?
オマエを手に入れたくなったからだ。
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楽しみだね〜💚💜
いや、でも髪型が…
夏に向けてサッパリしてほしい。← 切望