きっとレンタル彼氏なんて仕事をしていると
困ったお客さんもいるんだろうな。
今の櫻井さんを見ているとあの日の態度はす
ごくオレを警戒したからなんだと思う。
まぁ多少偉そうなのは置いといて…
あっそうだ、そういえばずっと気になってい
たことがあるんだった。
「 櫻井さん、あの…
コーヒーショップで助けてもらった時のコ
ーヒーのシミって取れましたか？
ずっと気になっていたんです 」
「 あぁ、あれなら大丈夫だ
気にしなくていい 」
「 クリーニング代を… 」
そうだよ、あれはたぶんうちのテーラーで作
ったスーツだ。
櫻井さんのカルテを見ていたら似たようなも
のがあった。
「 もう済んだことだ
それから敬語じゃなくていいぞ
店ならともかくプライベートでは必要ない
年も一つしか違わないしな 」
「 でも… 」
「 また食事に誘いたいと思っているんだ
ダメか？ 」
「 なんでオレなんかと？ 」
今回はお礼ってことだけど、次も誘ってくれ
る理由ってなに？
「 なんでだろうな？ 」
そう言って笑う櫻井さんの考えなんてまった
くわからなかった。
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フォーリンラブ♡したからだよ(￣▽￣)
来週の夜会が楽しみすぎる❤️