* A *
明けて月曜日 . . .
「 おはよう、雅紀 」
「 しょーちゃん、おはよう 」
肩をポンッと叩かれて振り向くと今日も爽や
かイケメンのしょーちゃんがいた。
ザワッ
そして同じくエレベーター待ちをしている社
員達がザワつく。
あぁやっぱり噂になってるなぁ。
「 悪いな 」
その様子にしょーちゃんが申し訳なさそうに
するけどそんなの気にしないでいいのに。
「 ぜんぜん大丈夫
それよりお店決めたよ
前から行ってみたかったんだよね 」
「 蕎麦懐石の店か? 」
「 当たり
さすがしょーちゃん、わかってる
「 まぁな、予約取っておくわ 」
「 くふふっやった!楽しみ 」
「 まぁデートってことで 」
「 あ、そうなるんだ? 」
フリとはいえなんだか楽しくなってくる。
オレの彼氏カッコいいでしょ?って自慢した
くなったりして。
なぁんてね。
「 ほら乗るだろ? 」
「 うん 」
エレベーターのドアが開くとしょーちゃんが
エスコートするみたいにオレの腰に手を添え
て促してくれた。
しょーちゃんってわりとこうゆうことサラッ
とやるんだよなぁ…
「「「 キャーーーッ♡ 」」」
なんて呑気なことを思っていたら、エレベー
ターホールが女の子たちの歓喜(?)の悲鳴に
沸いた。
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この場に居合わせたい( ̄▽ ̄)