* S *
雅紀を可愛がって甘やかしたくてしょうがな
い。
愛おしい
優しくしたい
守ってやりたい
そんな気持ちが溢れてくる。
お祝いだとオレの好物を作ってくれた。
とびきりの笑顔をむけてくれた。
キスをした時とろけるような表情を見せてく
れた。
雅紀を愛している。
今までの人間不信が嘘のようだ。
まだ雅紀限定ではあるが…
「 おやすみ 」
「 え?うん…おやすみ 」
いつものようにベッドへ入るとソワソワして
いる様子につい意地悪をしてしまう。
そして寂しげな声に満足して抱きしめた。
「 雅紀…いい? 」
「 しょーちゃん、あの… 」
「 ん? 」
「 オレってしょーちゃんのなに? 」
「 恋人だろ? 」
「 恋人?そっか…よかった 」
もうペットでも居候でもアシスタントでもな
い。
「 好きだよ、愛してる 」
その言葉とともに口づけた。
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次回、限定です。
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