*   S   *




「 雅紀、愛してる 」


そう囁くと瞳に涙を滲ませながら花開くよう

に微笑んだ。


大切にしたい。

雅紀の過去も未来も想いも全部。


ベッドへ移動してお互いの服を脱がせあう。

何度も見たことのある雅紀の裸はこれまでと

違ってひどく艶かしく思えた。


「 綺麗だな 」


「 しょーちゃんも綺麗だよ 」


肩のアザに触れ、手を滑らせて左の胸に手を

当てると鼓動を感じる。


「 すごいドキドキしてるでしょ 」


「 そうだな、オレもだ 」


「 しょーちゃんも? 」


「 触ってみればいい 」


オレの左胸に雅紀の大きな手のひらが触れ、

追って柔らかなクチビルが触れた。


「 ホントだ、ドキドキしてるね 」


上目遣いに見つめられたらもう抑えなんてき

かない。

ベッドへ押し倒し、キスを繰り返しながら肌

へ触れていく。


「 ん…ふぁ………あっ 」


指で辿るたび、クチビルとシタで辿るたびに

甘い吐息が漏れる。


「 しょーちゃん

    オレ、こっち側は初めてだから…

    あの…えっと… 」


「 初めて? 」


「 男の人とシたことないもん 」


「 雅紀、オレが抱いてもいいか?

    優しくする 」


「 オレはしょーちゃんとひとつになれるなら

    どっちでもいいよ 」


雅紀の腕が背中にまわり、誘われるように引

き寄せられた。






*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*






次回から限定です。

いつも通り、朝 6:00 頃までは一般にしてお
きます。← chocolat が起きるまで
そんな時間は寝てるよ!っていうお嬢さまは
アメンバー申請してね。