* S *
「 雅紀、愛してる 」
そう囁くと瞳に涙を滲ませながら花開くよう
に微笑んだ。
大切にしたい。
雅紀の過去も未来も想いも全部。
ベッドへ移動してお互いの服を脱がせあう。
何度も見たことのある雅紀の裸はこれまでと
違ってひどく艶かしく思えた。
「 綺麗だな 」
「 しょーちゃんも綺麗だよ 」
肩のアザに触れ、手を滑らせて左の胸に手を
当てると鼓動を感じる。
「 すごいドキドキしてるでしょ 」
「 そうだな、オレもだ 」
「 しょーちゃんも? 」
「 触ってみればいい 」
オレの左胸に雅紀の大きな手のひらが触れ、
追って柔らかなクチビルが触れた。
「 ホントだ、ドキドキしてるね 」
上目遣いに見つめられたらもう抑えなんてき
かない。
ベッドへ押し倒し、キスを繰り返しながら肌
へ触れていく。
「 ん…ふぁ………あっ 」
指で辿るたび、クチビルとシタで辿るたびに
甘い吐息が漏れる。
「 しょーちゃん
オレ、こっち側は初めてだから…
あの…えっと… 」
「 初めて? 」
「 男の人とシたことないもん 」
「 雅紀、オレが抱いてもいいか?
優しくする 」
「 オレはしょーちゃんとひとつになれるなら
どっちでもいいよ 」
雅紀の腕が背中にまわり、誘われるように引
き寄せられた。
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