「 相葉ちゃん、オレね
明日から魔の森へ行ってくるよ 」
「 え? 」
「 魔の森にある大木を浄化してくる 」
「 今更だけどそれって大丈夫なの?
風間ぽんが危険なめにあったりしない? 」
「 大丈夫だよ
何回かに分けて浄化するし、そのための訓
練もしてきたし
だから心配しないでね 」
「 オレに手伝えること…なんてないか 」
少しでも風間ぽんの役に立ちたいけど自然に
ある魔素にさえ負けるオレにできることなん
てあるはずもない。
「 相葉ちゃんがここで待っていてくれると思
うと心強いよ 」
「 風間ぽん… 」
「 1日でも早く元の世界へ帰れるようにがん
ばるからね 」
「 うん…明日は何時に出発? 」
「 8時だよ 」
「 見送りに行くね 」
「 ありがとう
そうだ、騎士団長さんが護衛で同行してく
れるんだって
もちろん魔導士長さんも 」
「 そうなんだ
じゃあ、安心だね 」
「 ふふっ
ニノと松潤と旅行なんておかしいね 」
「 くふふっ
元の世界ではあり得ないよね 」
「 だよね 」
風間ぽんの無事を祈って今度はオレからギュ
ーーーッて抱きしめた。