* A *
やっぱりだ…
やっぱり、しょーちゃんは好きって言ってく
れない。
チューしてオレがあんなに好きって言ってる
のに " オレも " くらい言ってくれてもいいじ
ゃん。
え?オレが乙女すぎなのか?
こんなのウザい?
「 雅紀…可愛いな 」
チュッ
キスが終わってクチビルを離すとしょーちゃ
んがオレのおでこに小さなキスをしてくれな
がら言った。
しょーちゃんってやたらオレのことを " かわ
いい " って言うけど…
オレってどこがかわいいんだ?
だってオレはしょーちゃんより背が高いし、
トレーニングしてるから筋肉はあるし、今は
コンサートのためにカラダを作ってるから腹
筋も割れてるし。
って、それはまだ見せたことないけど。
う〜ん…なぞだ。
そういえば今夜って…スるよね?
しょーちゃんはオレをどう思うんだろう…
「 で、今夜は何を作ってくれるんだ? 」
オレのパルプンテな思考をよそにしょーちゃ
んがキッチンに並べられた材料を興味津々に
のぞいてくる。
「 今夜は釜飯だよ
それから肉じゃがだけど…どうかな? 」
「 釜飯って雅紀が番組で作ってたやつ? 」
「 うん、炊飯器でも作れるんだよ 」
「 へぇ、楽しみだな
肉じゃがもすげぇ好きだよ 」
って、肉じゃがは好きって言うの?
すごくツッコミたいけど、まだまだ明日まで
時間はたっぷりあるしオレには秘密兵器があ
る。
しょーちゃん、覚悟しろよ。
絶対に " 好き " って言わす!
*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*
12:00 リクエストのお話アップです。