*   S   *



チャプンッ

先程の熱を覚ますようにぬるめの湯に二人で
浸かった。

雅紀を背中から緩く抱きしめ、オレにカラダ
を預けさせる。

「 大丈夫か? 」

「 うん、大丈夫だよ
    しょーちゃん…すごく気持ちよかった 」

「 ふふっそれはよかった 」

「 しょーちゃんは? 」

「 もちろん、最高だった 」

そんな甘い睦言を交わしながら、まだ飽き足
らず雅紀の頬や耳にクチビルで触れる。

「 なぁ、雅紀
    風間はいいヤツだな 」

「 うん、すごく助けてもらってる 」

「 よかったな
    気の合う同僚がいると助け合える 」

雅紀の穏やかな表情に安心する。

「 そうだね、それにね…
    オレにはしょーちゃんがいるもん
    しょーちゃんがいるからがんばれるんだよ
    しょーちゃんの隣にいて恥ずかしくない大
    人になりたい 」

「 じゃあ、オレもオマエの隣にいてカッコ悪
    くないようにがんばらないとな 」

「 くふふっ
    しょーちゃんはいつだってカッコいいよ 」

コイツはいつだってそうだ。
オレの自尊心を高めてくれる。

湯から雅紀の手が上がりオレの頬に触れ…
目を閉じてオレのキスを待つ。
それに誘われるままにクチビルを重ねた。

チュッ

チュッ

触れるだけのキス

甘いキス

甘い時間

その甘さに溶かされていく。

「 雅紀、ベッド行こう 」

「 うん 」

この穏やかで愛しい日々がずっと続けばいい
のに…そう願った。