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カラカラカラッ

カートを押す櫻井さんがなんだかかわいい。

「 あのさ、オレも行っていい?
  クルマだすから 」

そう言って買い物に付き合ってくれているん
だけど、スーパーに来るのが久しぶりって…
この人、今までどんな生活を送ってきたんだ
ろう?

「 あの…カート、オレが押しますから 」

「 いいから
  相葉くんは必要なもの入れていってよ 」

なんでそんなに楽しそうなの?
オレは櫻井さんと買い物できて楽しいけど…

櫻井さんは優しい

櫻井さんはカッコいい

ほら、すれ違う女の人がみんな見てる。

ハウスキーパーなんて雇わなくても彼女とか
一緒に住むような人いないの?

そもそもなんでオレ?
プロの人の方が絶対いいのに…

「 櫻井さん、明日の朝食はフレンチトースト
  にしますか? 」

「 え、マジ?すげぇうれしい 」

くふふっ

櫻井さんといると自然に笑顔になっちゃうん
だよね。

何が好き?
何が苦手?

そんなことを聞きながら食材をカゴへ入れて
いく。
納豆も好きって言っていたから、明後日の朝
食は和食にしよう。

二人で店内をゆっくりまわっていると、不意
に腰をグッと引き寄せられた。

「 危ないよ? 」

すぐ横をカートを押した人が通り過ぎる。

「 あ…ありがとうございます 」

振り向くと櫻井さんがすごく近くて…

「 どういたしまして 」

その優しい声と表情に、

ドキンッ

胸が鳴った。