髪へのキス【 思慕 】





*   S   *



まだ想いを告げられずにいたあの頃…
眠っているオマエの髪にキスをした。

愛してる…

気付いて…

オレのものになって…

そんな想いを込めてキスをした。

サラサラの髪がクチビルをくすぐり、フワリ
と香るシャンプーの匂いに胸が鳴った。




チュッ

「 くふふっしょーちゃんってさ
    よく髪にキスしてくれるよね? 」

腕の中にいる雅紀の髪にキスをする。

「 付き合いだす前からしてたぞ 」

「 へ?そうなの? 」

「 オマエが楽屋で眠ってる時とかな 」

「 え〜?ぜんぜん気づかなかった 」

「 オマエに触れたくて…
    手に入れたくて… 」

チュ…

ずっとこの想いは変わらない。
クチビルに触れる髪の感触も匂いもあの頃の
まま。

「 愛してる 」

「 オレも…しょーちゃん、好きだよ 」

あの頃は告げられなかった想いをコトバに
して…

愛しい人を抱きしめて…

チュ…

そして今日もオマエの髪にキスをするんだ。





おしまい





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『 Kiss...xoxo 』


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