* A *
目がさめると超アップの潤の寝顔。
イケメンは寝顔もイケメてる。
じゃなくて!
抱きしめられてるカラダ。
へっ?
なにこれ?
カチャッ
「 お〜い、そろそろ起きろよ〜 」
そこへ現れた斗真。
ジッとオレたちを見ている…
ちょっとヤバくない?この状況?
「 ちょっ!潤、起きろ!
ってか、はなせ!斗真、これは… 」
くくくっ…
見ると楽しそうな潤の顔。
「 おはよ、まー
なに焦ってんの? 」
斗真も笑ってるし!
「 も〜なんなんだよぉ 」
「 二人とも起きろよ、メシ食おうぜ〜 」
ダイニングへ向かうと朝食の用意がされて
いた。
「 すげー、斗真も料理するんだ? 」
「 少しだけな
潤ほどじゃないよ 」
「 しょーちゃんはぜんぜんできないから
さぁ…あっ… 」
潤に頭をポンポンってされる。
「 まー
気持ちが落ち着くまでうちにいろよ 」
「 へっ?いいよ、ホテルいく 」
「 んなのダメに決まってんだろ!
いいな、うちに帰って来いよ
じゃなきゃ、翔さんとこ帰れ
みんなに心配かけんなよ
マネにもうちに送るよう言っとくからな 」
斗真も小さく頷いた。
「 わかった…ありがと…
ってか、斗真もしかしてソファで寝た?
ごめん! 」
「 ぜんぜん大丈夫
付き合いだす前まではソファに寝かされ
てたから
相葉くんみたいに抱っこして寝てもらえ
なかった(笑) 」
「 あったりめーだろ、バカ 」
楽しい食卓。
昨日、泣いてここに来たのがウソみたい。
「 まー
翔さん、言い過ぎたって後悔してたぞ 」
「 ん…そっか…でも…
もうちょっとだけここにいてもいい? 」
「 もちろん 」
潤は優しく笑ってくれた。