* A *
目が覚めるとしょーちゃんの優しく微笑
む顔が目にはいった。
「 目ぇ覚めた? 」
鼻先にチュッてキスされる。
「 あれ?オレ… 」
「 うん、とんでたな
ははっ…そんなによかった? 」
一気に顔が赤くなる。
「 しょーちゃん、エロい!
しょーちゃん、最近イジワルばっかする
から… 」
しょーちゃんの首すじに隠れて、言いわけ
してみるけど…
「 イジワルじゃねーよ、愛を注いでんの 」
しょーちゃん …
顔がデレて雪崩れおこしてんぞ。
アイドルとはほど遠い残念な顔。
でも、オレの大好きな顔。
「 ホントにオレ…
そのうち、えっちでアタマおかしくなる
かも…どうしてくれんだよ 」
「 すっげー褒められてる気しかしないんで
すけど?
そんなにウマい? 」
「 バカだろ… 」
しょーちゃんの手が優しくオレのカラダを
なでる。
チュッ
チュッ
チュッ
顔に耳に肩のアザに…キスをくれる。
甘い甘い時間。
「 雅紀…すげーキレイ
オマエ、どんどんキレイになるな 」
「 キレイってなんだよ
オレ、オトコだし!
カッコイイのまちがいだろうが 」
「 カッコよくてキレイなんだよ
無自覚ってコワイわ… 」
「 なに言ってんだか 」
サワサワ…しょーちゃんの手が背中から下へ
降りていく。
ソコのまわりをなぞられる。
「 ひゃんっ 」
「 かわいくてキレイでカッコいい雅紀くん
もう一回サセて? 」
しょーちゃんこそかわいく言うから…
ダメなんて言えない。
「 もぉホント…バカ……いいよ 」
しょーちゃんの首に手をまわした。