* A *
仕事終わり、しょーちゃんの部屋へ帰る。
しょーちゃんにユウのことを話さなきゃ。
ガチャッ
合カギで部屋へ入る。
もうこのカギを使うことがなくなると思う
と少し寂しい。
「 ただいまぁ 」
しょーちゃんからあと1時間くらいで帰る
とLINEが入った。
しかし…しょーちゃんぜんぜん引っ越しの
準備できてない。
仕事忙しいもんね…。
一緒に住みだすのはまだまだ先かなぁ。
ソファとかは新しいものにしたけど、ベッド
はしょーちゃんのを持っていくことにした。
しょーちゃんのベッド、オレと付き合いだし
てから大きいのに買い替たばかりだから。
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ガチャッ
「 雅紀、ただいまぁ〜 」
玄関からしょーちゃんの声。
うれしくて駆けよる。
「 おかえり、しょーちゃん! 」
しょーちゃんの首に抱きついた。
「 おっ?熱烈歓迎だな 」
腰を抱き、チュッとキスをくれる。
「 そうだ!
雅紀、オレ明後日オフになったんだ
一気に引っ越し片付けるからな 」
「 えっ?そうなの? 」
「 明後日から新しい家に帰ってこいよ 」
「 うん! 」
うれしくてうれしくて、ギューッて抱きつ
いてしょーちゃんの頬にキスをした。