*   S   *



雅紀の背中に手を回しギュッと抱きしめる。

「 こちらこそ、よろしくお願いします 」

そう言って、二人で笑った。

「 今日ね、ニノとおーちゃんの愛の巣に行っ
    てきた 」

「 ははっ、愛の巣かぁ
    どうだった? 」

「 うん、ニノがね
    照れててね…幸せそうでね…
    かわいかった 」

「 そっか 」

雅紀もオレの背中に手を回してギュッと抱き
しめてくれる。

「 オレたちもずっと一緒にいよう
    幸せになろうな 」

「 うん…幸せになろう
    しょーちゃんを幸せにしたい 」

雅紀のコトバにココロが温かくなる。

「 雅紀、とりあえず今…幸せにして 」

シャツの裾から手をしのばせて、細い腰を撫
でながら首筋にキスをする。

「 もぉっ…
    いいよ……幸せにしてあげる 」

雅紀のシャツを脱がせ、大好きな肩のアザに
口づけた。