診察の日

病室にいるところを看護師が呼びに来る


スリッパを履く

なんだかスリッパ、腰、履きかたの位置が悪い

不安に忙殺される


生まれて1日も安息に過ごした日は一度もない

診察室へ促される

先生がいつもと違った

髭が生えてたからか、偉そうなように視れる


椅子に座る

座るポイントが気になる

頭が良く回らない

それでも説明しなければならない

懸命に頭の中に創った作文を読む

先生には届いただろうか

先生は 大丈夫でしょうと言われた

そして もし もう一度自殺未遂をしたら ここで一生を過ごすことになるからと 忠告なのか応援なのか判然としない


どちらにしても もう訪れることはない


母親が迎えに来てくれた

外では姉が車で迎えに来てくれてるらしい


ズボンに入ってるものが中から外から落ちていく
そんなことを考えてたら外に出ていた


車に乗る

ドアを締める強さ スピードが気になる

車が走り出す

振り返った


古びた白い建物

今まで夢を観ていたように思う


窓に流れる 街並み 人々

実家についた


車から降りて空を観た


くるくる回ってる

思わずしゃがみこむ


部屋に布団を敷いていてくれていた


でも家族の冷気な雰囲気がボクの胃を痛くする


朝目覚めて 軽い食事を採る

母親と姉が 保険会社でサインをしてきてという


サインする


母親と姉が要求してくる

数日で消えた


扱いが変わる


病院には戻りたくない


だけど どうれば良いのか
退院する為には 退院したら自分がどうするのか?

現在のボクの状態なら診察の時、きちんと医師に説明し、誰の判断かは、わからないけど、それが納得されたら退院出来る可能性があると看護師が言った


家族の支えで不安なく静養する この病院に通院する 前向きに生きる

嘘か真か

出たいだけの理由を思案する

ボクが退院したいと願うちょっと前か 母親がたまに 食べ物 服などを持って来てくれた

ボクが退院したいという思いを母親に伝えたからか、医師に早く退院出来るよう何回も願い出てくれた

ココロから嬉しかった


でもそれは保険金の為だと後で知った


でも 名誉の為に記述させて貰いますが、母親は 誰とでも仲良くなれるユーモアを持った人で 毎日 365日 欠かさず 洗濯 掃除 ご飯 数十年 家族 父親に尽くしてくださいました。

ボクは母親の子供で良かったと思います。

ボクは父親を殺してやりたいほど恨みましたが、 今では回想と展望を笑いながら話してます。


もう数日で診察


医師にどう伝えるか、考えがおよそ、まとまってくる


出たからどうなる訳ではない

とにかく出たかった


措置入院というもので、強制で入院させることが出来るらしくて、本人の希望での退院は出来ないらしい

食堂があって、時間になると みんな ゆらりゆらり食堂へ行く

ボクは始めは 周りが気になって吐きそうになりそうだから 病室に持って行って食べてた

でもだんだん面倒になって 人との距離の間隔が広いトコロを選び食べるようにした

生活の流れ

朝食 昼食 夕食 たまに洗濯 たまに風呂 ごくたまに診察

タバコの煙で淀んだ病室
たまに汚物がちらほら

便所は当然 はみ出したのが べちゃくちゃ

風呂場も 異様な匂いがする

奇声を発して廊下を往復する若い男の子

床に臥している女性

タバコを延々吸いまくる人々

たまに何人かに話しかけられるけど、言葉がわからない

目が泳いでいる


でも みんななんだか寂しそうなのは感じた

ココロが弱ってる人は、捨てられるのか

同じ日々の繰り返し

まずいご飯、病棟は、なにもかもが汚い

病棟以外に出ることは禁止

窓の向こうの運動場

人々が遊んでるのを眺めるだけ


ダムに飛びこんだのは、考えることなく吸い込まれるように飛んだ

今は死ぬことより なによりも早く脱出したいと願った

半年経過 外に出れないジレンマに 床に崩れる


先生や看護師に泣いてすがる