薬物による「静かなる虐殺」に直面するモン族の若者たち
モン社会では、麻薬という危険な疫病が蔓延しています。現在、薬物と無縁なモン族の青年を見つけるのは困難です。村々では、成人した男性が「ヤバ(覚醒剤)」を使用したり、クレーターム(麻薬性の葉)の煮汁を飲んだりすることが、もはや日常の一風景のようになっています。
WY錠剤(ヤバ)の使用者は周囲の目を避けますが、クレータームの煮汁は自宅で堂々と作られ、飲まれています。労働者の若者たちが持ち歩くコーラの瓶の中身がクレーターム液であることは公然の秘密ですが、誰もが黙認しています。
親たちの願いは「息子が薬物をやめること」から、「薬物で狂暴化したり、発狂したりしないこと」へとハードルが下がってしまいました。「ヤバじゃなく葉っぱならいい」「仕事さえできればいい」という諦めの言葉が、事態の深刻さを物語っています。
結婚式や得度式などの行事でも、裏庭で薬物が振る舞われることが習慣化しつつあります。当局による摘発のニュースもありますが、現場では賄賂が横行し、根本的な解決には至っていません。中学生の頃から誘惑にさらされ、一度依存症になると、高額なリハビリ施設に行ける者はごくわずかです。
若者は民族の未来です。知性と活力のある若者がいなければ、民族は衰退します。法治国家として機能していない現在の軍事体制下では、この問題は悪化する一方です。この「薬物による民族絶滅」から逃れる唯一の希望は、春の革命の成功と、新しい社会システムの構築に託されています。

