カルチャー・ホリック日記 -17ページ目

カルチャー・ホリック日記

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今年一冊目の読書は、最近お気に入りの内田樹さん。

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「期間限定の思想」

内田さんは、書かれる物も御本人の肩書きも
多岐にわたっていて、一言では現せず
非常に紹介が難しいのですが、やはり
お奨めしたくて仕方がない方なのです。

プロフィールには、まず武道家とあり
次いで神戸女学院大学教授(昨年退官されました)
そしてフランス現代思想研究家…

その内田さんが「期間限定」の物書きとして
時評やエッセイを書くというスタンスです。
既にその「期間」は終了しているそうで
この本も2002年頃に書かれた物の文庫版。

しかしながら「リーダブル」なのです。
その最大の理由を、御本人は文体であるとされています。
著者の洞察力に唸るのが醍醐味の評論の分野において
内容ではなく文体、と聞けば意外に思いますが
「知性のグルーブ感」=「文体」と説明されれば納得です。

少し引用します。


レベルの違う事象の間で繰り返されている
「同型的なパターン」を発見することを
自然科学は「法則」と呼び、宗教は「摂理」と呼びます。
ですから、つながるはずのないものの間に
繰り返されている「パターン」を発見したとき、
人間の知性ははげしい高揚感を覚えるものなんです。
つまり、いきなり話が変わるとき、
話があらぬ彼方に飛ぶときにこそ、
書き手の知性は実はいちばん高く跳躍し、
いちばん高速で回転しているわけです。
そこが「グルーブしている」ところなんです。


どうですか?
ぜひ、内田先生の本を読んでグルーブを感じてみて下さい。
最近の時評は、内田さんのブログで読むことが出来ます。
ブログの内容を纏めた本も折々に出版されていますよ。
今日は、映画を観てきました。

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源氏物語-千年の謎-

恋愛物(でもないか)は苦手だけど
いちおう古典文学だし、キャストも魅力的だと思って。

紫式部や藤原道長の居る現実世界を描いて
源氏物語を劇中劇にした二重構造が成功してる。

紫式部を演じた中谷美紀さんの語り口が上手いので
あまり不自然さや気恥ずかしさを感じなかった。
モノローグは好きじゃないけど、朗読は別物ですね。

六条御息所の生き霊話のウエイトが大きかったので
ちょっとホラーじみてたかな。
窪塚洋介さん演じる安倍晴明が、現実を飛び越し
物語世界の生き霊と対峙するのが面白かった。

全体に華やかで楽しかったです。


映画の後に、もう一つイベント行ってきました。

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音楽と演劇の年賀状展

主催の山口良太さんが縁のあるミュージシャンや
役者、業界関係者の方々に年賀状を送ってもらい
展示するという企画。

赤星マサノリさん、稲田真理さん、黒田武志さん…
私の好きなアーティストが多数参加されているのです。

小さいけれど雰囲気あるギャラリーで癒しのひととき。
ギャラリーの真ん中には炬燵が設えてあって
山口さんがお茶をいれて下さいました。
予想もしなかった厚遇に感激♪

山口さんはアート系の専門学校の講師や
HP等のデザインをされているようです。
初対面の私にも色々とお話してくれる
気さくで優しい方でした。
山口さんのお仕事、要チェックだな。


また新しい興味が広がりそうな一日でした。
仕事が始まったと思ったら、すぐに連休ですね。
「ハッピーマンデーってどうなの?」と思いつつ
せっかくなので出掛けることに。

京都に行ってきました。

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「北斎の富士」展

JR京都駅の伊勢丹にある美術館「えき」で
22日まで開催中です。

富嶽三十六景も富嶽百景も、何度も観ているけど
北斎ファンを公言するからには、やはり観ておかないと。
それに、正月に富士山はめでたくて良い感じだし。

混んでたけど、ギャラリーのマナーが良かったので
ストレスなく観ることができました。


三十六景は、刷りの粗い物もあったけれど
細部を見ない分、構図に着目できたり
それはそれで鑑賞のしがいがあります。

百景は、風景画に留まらず、「富士」のお題に対する
ネタ集の風情で、北斎先生の発想力を存分に愉しめます。


やっぱり美術鑑賞は良いなぁ。
とくに浮世絵は、芸術としてだけでなく
風俗、文化に対する興味も充たされるのが楽しい。

勢いで買ってしまった「北斎漫画」のBOXセット
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本展限定特典のエコバッグ付き。
別に特典が欲しかった訳じゃありませんが。(笑)

これ見て、絵の練習でもしようかな。

今年は、北斎先生の生誕250年ということで
展覧会も各地で企画されているようです。

北斎先生に限らず、しっかり追いかけて
今年もカルチャーホリックな年にするぞ☆