今日は、本のご紹介。
『嫌われる勇気-自己啓発の源流「アドラー」の教え』
(岸見一郎・古賀史健著、ダイヤモンド社)
- 嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え/ダイヤモンド社

- ¥1,620
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私も一度書店で手にとったことがあります。
が、パラパラとめくって購入はしませんでした。
というのも、
アドラーという名前はきいたことがあるものの、アドラー心理学について何も知らなかったこと、
「青年と哲人の対話篇」という物語形式というのにあまり興味を持たなかったこと、
そして何より、
タイトルの印象から(あくまで私の偏見を含んだ第一印象ですが)
「嫌われてもいいから好きなことをやりなさい。」という内容なんだろうな~、
「和」とか「協調」を大事にする私にとっては合わないだろうな~、
という思い込みがあったこと、
が理由です。
それでも、周囲で「読みました~!」という人が何人かいて、気になって読んでみたところ(嫌われてもいいから好きなことをやるという覚悟のある人に対する憧れがあるのでしょうね)、かなり心に響く(というか刺さる)本でした!
多くの方が絶賛しているというのもうなずけます。
以前紹介した選択理論心理学や、ママイキとの共通点もたくさん。
というか、全部つながっているのですよね。
トラウマの明確な否定。
自分を変える心理学。
悩みのもとは人間関係。
「いま、ここ」を重視する。
自分の手で選択していけるという希望をもたらしてくれます。
また、哲人と青年の対話で物語が進んでいくのですが、この青年の目線、考え方が、とっても身近に感じられます。
よくこの手の本を読むと「言ってることはわかるけど、実際はねぇ・・・」と思う方も多いかもしれません。そんな読者の代表となって、青年が哲人に意見を率直にぶつけていきます。それに対して、丁寧かつ冷静に哲人が説明をしてくれます。
まるで自分自身が哲人と対話しているような感覚になります。(この本が目指したところなのかも)
本書でも説明がありますが、この本ではわざわざ嫌われるような生き方をしろとか、悪行を働けといっているのではありません。
「嫌われることを怖れるな」ということです。
中でも、私が心にグサッと刺さった言葉↓
他者からどう見られているか」ばかりを気にかける生き方こそ、「わたし」にしか関心を持たない自己中心的なライフスタイルなのです。
他にも引用します。
自分の経験によって決定されるのではなく、経験に与える意味によって自らを決定するのである。
いまのあなたが不幸なのは自らの手で「不幸であること」を選んだからなのです。
あなたが変われないのは、自らに対して「変わらない」という決心を下しているからなのです。
人は、対人関係のなかで「わたしは正しいのだ」と確信した瞬間、すでに権力争いに足を踏み入れているのです。
アドラー心理学では、他者からの承認を求めることを否定します。
他者の評価を気にかけず、他者から嫌われることを怖れず、承認されないかもしれないというコストを支払わないかぎり、自分の生き方を貫くことはできない。つまり、自由になれないのです。
ほめるという行為には「能力のある人が、能力のない人に下す評価」という側面が含まれています。
承認欲求を通じて得られた貢献感には、自由がない。
普通を拒絶するあなたは、おそらく「普通であること」を「無能であること」と同義でとらえてるのでしょう。普通であることとは、無能なのではありません。わざわざ自らの優越性を誇示する必要などないのです。
過去にどんなことがあったかなど、あなたの「いま、ここ」にはなんの関係もないし、未来がどうであるかなど「いま、ここ」で考える問題ではない。
世界とは、他の誰かが変えてくれるものではなく、ただ「わたし」によってしか変わりえない
変わりたいけど変われない、
人からよく見られたい、
と思う人の「勇気づけ」となる本です。
気になる方はぜひ読んでみてくださいね!