最近の展覧会は映像作品などが多く、鑑賞にたっぷりの時間を必要とする。

先日鑑賞した西洋美術館の「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?」展は、1時間半ほどしか時間がなかった。

わたしの知人は、田中功起氏のテキストも全て読んだので、鑑賞にかなり時間がかかったと言っていた。(全部読んだんだ!すごい!)

そう、あの展覧会は、映像作品もあり、テキストみっちりの作品もいくつかあった。

なんらかの形で事前に情報を得ることが可能だと良いが。

展覧会レビューなどを読むといいのだろうけど、個々で興味のありどころが違うので、参考にならないこともある。

 

先の知人は、横浜トリエンナーレは内覧会で行ったが、外国人を同行していたためにじっくり見れなかったようで、再訪すると言っていた。

誰と行くかでも、展覧会鑑賞の所要時間は変わるし、鑑賞の深度も変わるように思う。

なので、わたしは展覧会は一人で行き、行った人と感想を後で話せればいいなあと思っている。

 

今、東京都現代美術館で開催中の展覧会も、映像作品がメインのようで、充分な時間が必要かもしれない。

以前は、展覧会の梯子をしたり、他の用のついでに美術館に行っていたが、これからはひとつの美術館メインで行くことも増えるのだろうか。

 

図録が出来ていないことも多く、展覧会後に「あれはなんだったか?」と思うことがあり、後日美術館に電話することがある。

先日、横浜トリエンナーレのキャプションについて横浜美術館に電話した。

連休中で忙しく、HPのお問い合わせフォームで問い合わせて欲しいということだったので、問い合わせたところ、2日後に返信が頂いた。

知りたいことはすぐに知りたいので、ありがたかった。

 

展覧会鑑賞は、この先、ますます鑑賞前、鑑賞中、鑑賞後に時間を要すると感じている。