今日、ある人の日記を読んでいたら、今年美術検定を受けるということが書いてあった。

そうだった、わたしも受けるのだった。
申し込みを忘れていた。

それで約二時間で、買ってあった公式テキストを読んだ。

そして思った。
大学の授業で例として出される作品ばかりだなあと。

わたしは、大学のあの美術史のやり方にちょっと疑問を抱いている。
一人の作家の代表的な作品だけを出してきて、説明するようなあのやり方。
何派だとかどうだとか。

学問というのはそういうものだとは思うけど、だれがだれの影響を受けて、どんなグループに属して、代表作は○○なんて覚えることがそれほど意味があるとは思えない。

ましてや本物でない写真を見て、本当に学んだと言えるかと。

少なくてもいいから、実際に展覧会に足を運んで、そこから学ぶべきではないのかと。

今やっているゴーギャン展でもそうだ。
ゴーギャンについて知ろうと思えばその手段はいくらでもある。

しかし、あえて何の知識を持たずに、作品に対峙したらどうなのか。
何かを感じたなら、「見た」だけで終わりでもいいんじゃないだろうか。

机上で芸術作品についてやみくもに暗記し、頭に入れることの苦痛はどうしたものか。
知識が増えれば増えるほど、現代以前の美術に興味がなくなっていくのはどうしてなのだろう。

わかったから、もう観なくてもいいやと思うその感じは。
感受性がどんどん削られていく、その感じは。

他のだれでもない自分が感じること、それ自身が「宝物」のようなものだとわたしは思っている。


検定をきっかけに知識が増えることは素晴らしいし、そこから広がる世界もあるとは思うけど。

とりあえず4級を受けようとは思う。