『不倫の恋で苦しむ女たち』



少し前にネット内で、夫が奥さんのことをどう呼ぶかという話になったことがある

わたしは「嫁」と呼ぶ人、また呼ばれたい人がいることに驚いた

便宜上、「嫁」と呼ぶときはあるとしてもだ

「嫁」という言葉には「従属」というものが見え隠れして、わたしは嫌いだ



この本の著者は、「嫁」でも「妻」でも「母」でもない「女」であることにこだわりをみせる

既婚者であっても、出会いは思わぬところに転がっているし、今は簡単に出会えるネットもある

そして、この本を読むと、出会いがあること、そして家庭が上手くいっていない、パートナーが自分のことを理解してくれないということが絡みあって、「不倫」が始まる



わたしは、夫婦は長年連れ添えば、山も谷もあると思っている

平坦に過ぎていく夫婦などありはしない



わたしは、夫婦を基本とした家庭は、あの「ピカピカどろだんご」のようなものだと思っている

砂をかけ丁寧に磨けばピカピカになる

一度壊れてしまえば、また作り直さないといけない

もろいから、大事に大事に慎重に扱わなくてはならない

「ピカピカどろだんご」は、日々家族構成員のケアにかかっている



この本の著者は、どんなに恵まれていても、誰しも心に穴はあるという

まあ、そうだろう

ただその穴を埋めるものが「不倫」という恋愛なのか、どうなのか

いわゆる「愛」というものに満たされているなら、その穴を埋めるものは「仕事」かもしれないし、「趣味」かもしれない



「女」としてではなくても、「人間」として受け入れられたい、理解してもらいたいと思うことは至極当然だ

だから、「不倫」をする事でそれが叶うなら、わたしはひとの「不倫」は理解したい


しかし、夫の「不倫」は理解したくもないし、許さない

わたしは、もう、「ピカピカどろだんご」を誰とも再び作りたいとは思わないし、夫にも作らせない