5月に乗船したクイーンエリザベス。

そこである女性と出会った。

 

いろいろと話すうちに、家がとても近いことを知った。

互いに写真を撮りあった。

写真を送ってあげるということで、わたしのスマホの番号を教えた。

下船してからずっと楽しみに待っていた。

 

そして、約半年経っても、全く連絡がなかった。

「電話番号間違えて伝えたかな?」とお風呂で思っていた翌日、なんと!歯医者でばったり出会った。

彼女が先に気づいていた。

彼女は会計待ち、わたしは予約していた時間に行っていた。

こんな偶然があるんだ!

今年、一番感動し、嬉しいことだった。

 

わたしの予約時間が来たので、5分ぐらいしかお話しはできなかった。

でも、LINEを交換し、無事写真を送り合うことができた。

 

クイーンエリザベスでは多くの人と出会ったが、もうひとり連絡先を伝えた人がいた。

その人とはマニアックなことで話が盛り上がった。

まだ、連絡はないけど、気長に待とうと思う。

 

後、絵画教室の先生と写真家の方とはメールを交換し、乗船中に写真を送ったり、送ってもらったりした。

クルーズ船の旅というのは、一期一会の関係であると思っているので、自分のスマホで写真を撮って連絡先は交換しないことがほとんどだ。

それでいいのだと思っている。

 

歯医者で出会った彼女には、またどこかでばったり出会うことがあるだろうと思う。

いいね!そんな気持ちになっている。

 

 

東京都美術館で開催中の「刺繍 針がすくいだす世界」展を観るために上野へ。

 

この展覧会を観る前に同時に開催されている「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」へ向かった。

チケットを買うのに結構並んだが、平日でもいつもこのぐらいは並ぶということだった。

 

ゴッホ展、その作品はアムステルダムにある「ファン・ゴッホ美術館」から来ていた。

この美術館は、コロナ禍以前に行ったことがある。

とても混んでいて、めげた。

今回も同じで会場にはめっちゃ人がいて、同じくめげた。

 

さて、元々の目的である「刺繍 針がすくいだす世界」展へ。

この展覧会も多くの人が鑑賞していた。

 

少しづつ時代が異なる4人の作家の針と糸を使った作品。

この中で最も心を惹かれた作品は、岡田美佳の作品だった。

彼女は生まれつき他者とのコミュニケーションに困難を抱えている。

刺繍技法も独学で習得し、20年以上にわたって制作に取り組んでいる。

 

モチーフの中でわたしが気に入ったのは、テーブルの上に載せられた食べ物などの刺繍だ。

下絵は描かず、彼女は見たもの、感じたものを再構築している。

 

かつて、洋裁学校というのが多く存在し、そこで刺繍を学ぶ機会があった。

また、『主婦の友』を発行していた主婦の友主催の「秋の手芸展」というのもあったようだ。

細切れの時間で制作できる手芸は、昔も今も好きだという主婦は多いのではないだろうか。

 

わたしも刺繍を含め、手芸は大好きだ。

編み物がしたい!、ミシンがしたい!と無性に思うことがあり、一気に何点か作ってしまうことがある。

夢中になる時間は、自分にとっての癒しの時間でもあると感じている。

 

この展覧会の後、西洋美術館「フランドル聖人伝板絵」を観に行った。

この作品はベルギーのブルージュのフルーニング美術館に所蔵されており、西洋美術館の《聖ヤコブ伝》はこの板絵と同一の祭壇装飾に由来するとして並べて展示してあった。

 

フルーニング美術館は、ベルギーのブルージュに一週間ほど滞在した時に行っている。

この板絵もおそらく観たであろうと思うが、覚えていない。

この美術館の建物や周辺の方が印象深く、記憶に残っている。

 

Gamini、Google が開発した生成AI。

これまでChatGPTは使ったことがあった。

ある人からGeminiを紹介されて使ってみたら、なんと!、とても使いやすい。

はまってしまった。

 

どんなことも、数秒で回答をくれる。

制作物を作るアイデアを聞くと、あまりにもたくさんのアイデアをくれるので驚いている。

それも分かりやすく提示してくれる。

 

グループで事を進めている時に、「とりあえずGeminiに聞いてみたら」というのが常套句になっている。

 

Geminiを使っていて気がついたことがある。

それは、ある人が素晴らしいアイデア、深い知識があると驚いていたら、実はGeminiのアイデア、知識をそのまま話していたということ。

Geminiに聞いてみたと申告するなら良心的で、全く自分の意見として言っている人もいる。

もちろん、わざわざ申告する必要もないと思うが。

 

Gaminiは良いアイデアを提示してくれるけど、最終的にそれを〈料理〉して動くのは人である。

しかし、Gaminiを使う中でわたしがやってしまいがちなことがある。

それは、他人のアイデア、考えが自分は素晴らしいと思っていても、その確信が持てず、結局、Geminiにその判断を委ねてしまうことだ。

 

そして、懸念すること。

「Geminiが言ってるからね」と自分の頭で考えなくなるということ。

AIがこの先どんどん進化していくと、その時々で人ができることは変化し、人が必要とされる部分が限定されるのではないかということ。

一年先、五年先の未来を読む力が必要になり、このような力はどのように身につけるのか、すべての人がこの力を持つことが可能なのか、そんなことを考えてしまう。

 

Gaminiからよい回答をもらうには、質問の仕方にも工夫はいる。

丁寧な口調で聞く、手元にある資料をすべて提示する、回答を何度も深掘りしてもらうなど。

こういうこと苦手な人もいると思う。

良い回答が得られるかどうか、このところは人の能力の格差で差が出ると思う。

生成AIの進化の陰に、いくつもの◯◯格差が見えるのである。