Little Friends -353ページ目

食の安全の行方③

(続き)要は、今の時代、自給自足だって100%安全ではないということ。


せめて、僕たちができる自衛策は?


なるべく人の手を介さず、食品を入手することだろう。

流通経路が複雑だから、これもなかなか難しいが、なるべく産直品のようなものを買い、加工食品はなるべく使わず、作れるものは自宅で作る。面倒だが、これはやりようだ。

加工食品を使わないということは、外食も極力控える。特にチェーン店。まず、一から店で手作りというのはあり得ないからだ。

札幌にある某有名オムライス専門店。卵にこだわっているということで、評判もいいし人気もある。でも、そこで使うソースやハンバーグなどは全部既製品だ。


ラーメン屋も既製品を多用するが、僕がそういう店を嫌いなのは、味だけでなく食の安全までメーカーに丸投げする無責任感さがイヤだからだ。

さらに、既製品のメンマもタレも背脂も、防腐剤や酸化防止材など添加物がたっぷり入っている。

ババァ1人でやっている昔ながらのラーメン屋の方が、化学調味料は使うものの、意外と地道に手作りしていることが多い。

こういう店で食べるとホッとするのは、余計な物が入っていないからだろう。(続く)

食の安全の行方②

(続き)一番安全なのは、自給自足しかないと思うだろうけど、それでも安全とは言えない。

僕は昔、北海道の牧場に約1年いたことがある。大学卒業後、就職と恋愛に失敗し、なかばヤケクソで飛込んだ。

仕事はメッチャキツかったが、バカな人間相手より、牛と自然相手の仕事の方が気楽でいいなと思ったし、牧場の親父から「ウチの娘はどうだ?」などと言われてもイヤな気はせず、このまま牛飼いで終わってもいいとも思い始めていた。


そんなある日、事件は起きた(なんか「北の国から」みたいだけど…)。


ある夜、牛舎の見回りに行ったら、若牛たちが死んでいた。昼間、僕がエサの牧草を与えた牛たちだった。残った牧草を調べると、少しカビが生えていた。

このカビで中毒を起こしたと思われたが、駆けつけた獣医さんは首をひねった。結局、大学の研究室に調査を依頼。


結果は…?


問題は土だった。牧草の種を播く前の年、肥料がわりになるからと市が汚泥を畑に廃棄していた。この畑から、汚泥に含まれていたと思われる有機リン系の化合物が検出された。

これで牛たちが中毒死したという結論になった。もちろん市側は全面否定、結局泣き寝入りになった。(続く)

食の安全の行方①

皆さん、苫小牧の「ミートホープ」って覚えてます?そう、悪質な食肉偽装で問題になった業者。

結局、会社は倒産、苫小牧の工場も引き取り手のないまま、先日解体された。

長年飲食業界に身を置いてきた僕は、これは氷山の一角にすぎないとこのブログにも書いた。運悪くミートホープが露呈しただけで、ますます巧妙に隠蔽されてゆくだろうと思っていた。

しかし現実は…。

白い恋人、赤福と続き、さらに賞味期限の偽装にとどまらず、毒入り餃子、事故米、メラミン混入と、エスカレートするばかり。

こうなると、一体何を信用すればいいのかわからない。特に、小さい子を抱えたママさんたちはとても不安なはず。

でも、本当は子供より自分の身体を心配すべきなんだけど…。

飽食の時代に育った僕たちは、確実に脂質と塩分を過剰摂取しているうえに、昔は食品の安全基準も緩やかだっから、今なら使ってはいけない薬品などもたくさん使われていた。

モノによっては、長い年月をかけて身体の中に蓄積されているはず。子供にはこれから気をつければいいが、食べてしまったものはどうしようもない。

それに、何に気をつければいいのかもわからないのが現状だ。(続く)