La vie d`Angers
今週はちょっとしたプチバカンスだった。
悩んだ末に語学学校に通うことにした。今の自分に必要なのはフランス語、の勉強。やっぱり‘大学‘となると日常生活程度の会話力じゃとてもじゃないけどついていけない。それもちゃんと踏まえていたし、頑張ってはいたものの限界があった。悩んだ末アランに相談したら、今の私に必要なのはフランス語の勉強。大学に通いながら‘フランス語‘の勉強をする時間は無い。授業の復習、読まなければいけない本、毎日この作業に明け暮れているとフランス語の勉強、という時間はとれない。語学は手段でしかない。ただ、それをしっかりと自分の物にせずして、目的を達成する事は不可能。中途半端なフランス語で大学の授業に付いていくのははっきり言って無理だ。少なくとも自分はそうだった。そんな語学に長けてる人間じゃないし。
なので、大学は来年から。一年延ばした。今年は語学学校へ。これは授業に付いていくのを諦めた、というのではない。目的を達成するための、最善の回り道。このまま大学の授業に付いていったとしても、逆に遠回りになる、とアラン。私も同感でした。
その決断をしたのは今週の月曜。アランはその語学学校の大学で先生をしているので、決断をしたその日にアランがそこへ連れてってくれた。そこでテストを受け、自分のレベルに見合ったクラスへ。私の振り分けられたクラスは合計週21時間。6時間のフランス語の必修授業、そして15時間は選択必修。大学の授業も選択できるし、論文を書く授業もある。授業は来週から。だから今週は大学も行かず、家でゆっくり過ごした。
全ての書類は大学のアテスタシオンで済ませてあるので大学は登録したままの方が良い、との事でこのまま。滞在許可証もまだ申請していないし。
でも、これですっきりした!!!!!
だってずっと悩んでたんだもん。フランス滞在は今年いっぱいでディプロムとかどうでもいいや!ってなったらこのまま大学の授業に出ようと思ってたけど、ディプロムとか来年の事を考えたらこのままじゃ駄目だわ~って思ったし。
アランに感謝。アランがいなかったら事はこんなにスムーズには進まなかった。
このプチバカンスの間にした事は、時計の電池を交換しに行って、靴の修理屋に行って裏張りをしてもらって、図書館でカードを作り、MUTUELLE D‘ETUDIENT(保険)に入った。時間のある時にやっとかないと。
そして日本からの救援物資。米、玄米!!そして電池。電池とか助かんだよね。で、奥底に偉そうに居座っていたのがパソコンのプリンター・・・どうりで重いと思ったけど。。いや、ねー、おかーさん、、必要ないよ?アランの家にあるって言ったじゃん?
こういう宅急便って結構嬉しい。いや、凄く嬉しい。親元を離れると親の有難みが分かる。
そして、プリンタの下に申し訳なさそうに皺になって眠っていた手紙。毎回ホテルグランドの便箋なんだけど、、もっとオシャレな便箋持ってたよなー、身内宛の手紙だからって手を抜いてない?とか思っちゃうけどこの手紙が一番嬉しい。
どうやらお母さん、ケーキのお店を友達と開くとか!!家のママンはとても若い。バイタリティーに満ち溢れてる。年齢は今年で51才だけどそれを感じさせない。随分前から趣味でイタリア語をやっているけど今年は某大学でイタリア語の聴講生とやらになっちゃって、学生証を私に見せびらかしたり。テニスを時々やり、そしてバレーをやりたい、とまで言い出した。踊る方の。そればかりは想像できない、というかしたくない・・・んだけど、するしないは個人の自由。それは口には出しませんでした。それを父親に言ったら、「グェッッ」と、一言。話はそれたけど、彼女の本業はケーキ作り。家で教え、お店に出してます。メイド・イン・マミーのガトーは世界一。本当美味しい。味に品がある。何度も研究に研究を重ね「ねーこれ試作品なんだけどー」、って出されたケーキは、今まで思い返してみてもハズレがなかった。今回もラズベリーのタルトがやっと完成したらしい。マミーオリジナルレシピで。食べたい!!!とは思うものの、EMS便で送ってもらったとしても無残な姿で異臭を発しながら到着するのは目に見えてるから送ってとは言えない。そしてこの5年前くらいから前以上にオシャレに気を使い出した。年はとったものの、昔と比べて綺麗になったなーとつくづく思う。上手い年のとり方をしているなー、と。自分の好きなことをしているからかしら。尊敬してるわよー!!
La vie d`Angers
何かパリは暴動で大変な事になってるけど、アンジェはtranquillement(安全)。
パリの郊外saint-denis(サンドニ)で起きた暴動。連日ニュースでその様子が放映されてます。saint-denisといえば始め私が行こうとしていた大学、パリ8があるところ。治安が悪いので結構有名な地区。経済的理由でパリ中心地に住めない人達が集まったとこで、メトロに乗っても他の路線とは空気が違うのはすぐに分かる。今回の暴動の発端はイスラム系移民の感電死。イスラム系移民、、今回の暴動の原因の一つがフランスの移民政策。フランスという国はかつての植民地だった国からの移民を受け入れているというのもあり、色んな人種が共存している。移民受け入れでは結構有名だと思う。特にパリは様々な人種が存在する。移民問題に加え階級社会。パリなんかだと、高級住宅街の16区、マレ地区、それからチャイナタウン、アラブ地区、郊外だと貧しい人達が集まる地区、と結構その区別ははっきりしている。差別も結構ある。白人至上主義。貧富の差は激しい。それはフランス全体に言えることだけど、大都市だとその区別、差別は大ききなる。これだけの区別、差別がある中で、果たして共存していると言えるのかしら?と言う疑問も出てくる。色んな人種が存在しているという事は、様々な宗教も存在しているという事。イスラム教、ユダヤ教、カトリック、プロテスタント、、etc.宗教は一種のアイデンティティーだからそれを批判する事はこういう暴動に繋がりかねない。
そしてフランスのパトリオット精神。フランスにはアカデミーフランセーズという機関があるのだけど、これはフランス文化省の委員会の一つで、外来語がフランス語に加わることを拒否してきたとこ。英語を起源とする用語のフランス語への流入を阻止しなければ!!という組織で、現在はそのような用語はアカデミーフランセーズで全てフランス語にし直すという仕組みになっている。フランスが一番!!という愛国心旺盛な彼らは、フランスに住んでいるのならフランス社会に同化しなさい、という精神も強い。確かに郷に行けば郷に従え、というのは正しいとは思う。けれどもイスラム教女性に対してのスカーフ禁止令はアイデンティティーを否定する事では??
今回の暴動の発端はイスラム系移民の感電死だけれども、フランスの‘移民‘政策に対する不満、怒りが爆発したもので、それは移民を受け入れているヨーロッパ全体が抱えている不十分な移民政策が浮き彫りになったものだと思う。
La vie d`Angers
昨日の夜美術画集を発見。アランは文学部専門の先生だから家が本だらけ。全ての部屋に備え付けられている大きい本棚。有りと有らゆる本の山。因みに云うと2階にある私のトイレも大きい本棚が。その中に混じって埃をかぶっていた画集。シャガール、モディリアニ、クレー、ピカソ、ゴーギャン、ゴッホ、セザンヌ・・・etc.モディリアニ、クレー、ゴーギャン、ユトリロの4冊を部屋に持ってって見ていたら寝れなくなってしまった。
ゴーギャンの描く女性は力強い。凛としたものがある。でも、ただのたくましい、だけじゃない。孤独な芸術家ゴーギャンを守る母性的なものを感じる。優しさ、かしら。
ポール・クレーの描く世界はあれは一種のユートピアの世界、と解釈していいのかしら?警告っていうか。ユートピアの世界を描く事によって現実世界を映し出しているのかしら。抽象画って理解するのが難しい。ポール・クレーの絵はあの幻想世界の中に、強いメッセージを感じるなー。
ユトリロをの画集を見てると息が詰まる。病的な白の世界。アル中だったからこそ描けた世界だったのかしら。もしユトリロがアル中じゃなかったら、彼はどういう絵を描いていたのだろう。名の知れた画家になっていたかしら?
モディリアニの描く女性は何でこんなに魅力的なのだろう?目が黒く塗りつぶされていて、なで肩。この目に惹かれる。これがモディリアニの特徴だから当たり前なのかもしれないけど。彼の描く人物はアンニュイ、って表現がよく似合う思う。
そんなこんなしているうちに、夜中の3時。芸術って・・・・才能って・・・って考えているうちに眠気が飛んでしまって寝れなくなり、気づけば朝の6時。
今日の朝はアランがboulangerieで買ってきてくれた クロワッサン。いつものよりも中身が詰まっていてグレードアップしてた。美味しかった。
そして用意をして、さぁ、brocant(ガラクタ市)へー。全然寝れなかったけど関係ないです。これが習慣なんで、唯一の息抜きなんで行ってきました。そこに行く途中にある、花、野菜、パンの市場。
上の写真のパンのマルシェでcannele(スペルこうだったっけ?カヌレです)と、chausson aux pommes(ショソン・オ・ポム)を買って食べながらbrocant(ガラクタ市)へ。カヌレ、ショっソン・オ・ポムはやっぱり本場。美味しすぎます。甘すぎず、上品な味でした。値段の安いし。
brocant市には古本、レコードもあって、安いです。1ユーロとか。そこで発見したゴーギャンのプチ画集。1ユーロだったんで買っちゃいました。
家具も沢山置いてあるんだけど、置いてある、というよりは放置されてる、という感じ。この写真の家具はどれも100ユーロ以下。確か平均60ユーロくらいだったかな。13ユーロのものもあった。日本だと3万以上はすると思われるもの。
その後お腹空いて、カスタードのタルトを食べ帰宅。プチシエスタをして、何だかんだしているうちに夕方。
勉強しなきゃー。。dissertationの準備をしなければ・・・。
日没と同時に気分が重くなる。
La vie d`Angers
今週の水曜から大学が始まった。バカンスボケしてます。やる気が起きないというか・・・。それをユイスマンとかラテン語とか、ラブレーのせいにしちゃってます。いやいや、これじゃいけない!!という事で、勉強再開。
今日は第2外国語で選択した英語のテスト。授業はハードなものばかりだけど、英語は別です。簡単です。ラクな授業がないとやってけないわー、って事で選択した英語。勉強する気が起きず、どうにかなる!!と思い勉強せずテストに挑みました。モウマンタイ。無問題。
それにしても今月はエクスポゼが多い・・・。来週はdissertation(論文)を提出しなければならず、オプションでとってるlettre modernes(近代文学)のエクスポゼ・・・、lit.comparee(比較文学)のsynthese(授業でやったまとめ、と訳せばいいのかしら・・?)・・・etc.授業付いていくのにいっぱいいっぱいなのに、エクスポゼ・・・。出来るのかしら??日本人って事で何かしらの考慮をしてよ、ムッシュー、マダム!!語学学校ではないので、それは通用するはずも無く他の生徒と同じ扱いな訳で・・・。果たしてどうなるのかしら?
学校が始まって一ヶ月経ったけど、授業自体に慣れているとは、とてもじゃないけど言えない。月日が経つのが早すぎる。今年も残すところあと6週間。あー、やらなきゃいけない事がありすぎる。はー。もー。
やらなきゃいけない事、で思い出したけど今日やっと滞在許可のrendez-vous(予約)を取った。11月中にprefectureに行けるかと思いきや、ランデブーとれたのが12月2日・・。11月中はもう空きがないのか聞いたけど、もう埋まってるらしい。VISAの期限は3ヶ月。かなりギリギリだけど、ここはフランス。日本と違ってそういうとこはルーズなんで心配はいらない、らしい。ちなみに友達はランデブーとったものの、その日が期限が切れていたらしくそれを伝えたら、大丈夫よ、と言われたらしい。違う友達は許可証を更新し忘れ、期限切れしてたのに気づいて慌てて更新したらしいけど、それも問題は無かったらしい。日本の留学関係の本だと、到着して一週間以内に申請する事って書いてあるけど。こっちだと一応期限以内に申請して下さい、という感じ。少しくらいなら過ぎても問題はないらしい。
明日は土曜日。brocant マルシェの日です。勿論行きます。唯一の息抜きなんで。
棚を求め明日も行くよー、ガラクタ市~。
La vie d‘Angers
今日はバカンス最終日。
朝からアランが2階の物置部屋でカタカタ何かを整理しているのか、その音で目が覚めた。アランがドアをノックして、
「ユーコー、写真見つけたよー!!こっちおいでー!」
そん時私は起きたくなくて布団の中でゴロゴロ寝返りを打っていたんだけど、、しぶしぶウロコ眼で朝の8時半からアランの昔の写真。眠かったなー。アランは本当パワフルだわ、とつくづく思う。
今日はトゥッサンで、お墓参りをする日。日本でいうお盆みたいなものなのかしら。アランと一緒にお墓参りに行ってきた。日本と大して変わらない。バラの花を買って、お墓に飾って十字切って終わり。
その後ジョゼットの家でランチ。豪華だったなー。まずはサロンでワイン、オリーブと、お菓子。あーでもない、こーでもない、と世間話に花を咲かせ、その後部屋を変えてランチ。前菜がサーモンのサラダ。その後ジョゼットの自己流レシピの子羊と野菜の煮込み料理。スパイスがよく効いていて美味。エクスキ!!だった。その後はお決まりのチーズ、デザートにカシスのグラス。そして、カフェでしめかと思いきやまだガトー・・・!!リンゴのタルト。昨日ジョゼットが作ったらしい。食べすぎなのは分かってるんだけど、ついつい食べてしまう。美味しいものと、音楽は心を満たしてくれる。幸せ。
そのジョゼット家なんだけど、こりゃまたすごくオシャレ。アパルトマンかと思いきや、一軒家。この家具も全部ブルコンで揃えたらしい。庭がまた広くって窓も大きいから自然光が直に入ってくる。ここが自分の部屋だったら・・・と思う。
明日から学校が始まる。鬼のラテン語・・・訳分からん言語学・・・・・







