東京国立近代美術館。常設展示。
その特別展を見終えて、この東京国立近代美術館は、特別展示のチケットで、常設展示を見てまわることが出来ます。
特別展示を見終えての疲労。
それと『闘い』ながら、常設展示。
その常設展示も、展示替えがあり。
常に、新しい発見があります。
いつも、足がとまってしまうのが、夭逝の画家たち。
村山槐多(1896~1919)。1917年の製作。『バラと少女』。
関根正二(1899~1919)。1919年の製作。『三星』。
古賀春江(1895~1933)。1921年の製作『観音』。
岸田劉生(1891~1919)。1916年の製作。『壺の上に林檎が載って在る』。
そして、長谷川利行(1891~1940)。1930年の製作。『岸田國士像』。
彼らの、『いのち』の短さを思います。
画家が、その生涯のなかで、幾多の変遷を経て。
その軌跡を追いかけるのは、とても、楽しいことですが。
その『時』を持てずに、命を終えた者たち。
彼らの作品を見ながら、描かれなかった作品を思うのです。