京都五山の第2位の相国寺。


ちなみに、『京都五山』とは、

南禅寺を別格として、

1位天龍寺。

2位相国寺。

3位建仁寺。

4位東福寺。

5位万寿寺。


鎌倉にも、『鎌倉五山』があります。


朝の9時頃です。


時折、自転車に乗った人が、境内を横切るだけで。


正式名称は、『萬年山相國承天禅寺』。


臨済宗相国寺派の大本山です。


禅宗の、『凛』とした空気がみなぎっていて、その境内にたたずむだけでも、背筋が伸びるような。


室町幕府3代将軍足利義満の創建。


「幾度も焼失と復興の歴史を繰り返し」、「現存する法堂は日本最古の法堂建築として1605年に再建され」たもの。


創建当時は、約144万坪の「壮大な敷地」。

※最近、土地を売って、マンションに住み替えたので、坪数が気になるのです。






法堂です。
『はっとう』と呼びます。

慶長10(1605)年、豊臣秀頼の寄進により、5回目の再建がなされ。
それは「徳川家康の命により」、豊臣秀頼が米1万5千石を寄進したもの、と。

天井には、『蟠龍図』。

下に立って、手を打つと、龍が鳴く、「鳴き龍」として有名で、これまでに、何回も、鳴かせました。

ご本尊は、釈迦如来。
本来、本尊は仏殿に安置するのですが、応仁の乱で焼失して以来、再建されていないので、この法堂に。

近づいて、なかを覗き込み、そこから、ご挨拶をしました。

塔頭がならび、それぞれにおもむきがあり。











それにしても、金閣寺も、銀閣寺も、この相国寺の塔頭寺院。

「現在においては、相国寺の山外塔頭として相国寺僧侶が任期制をもって相国寺とともに金閣寺、銀閣寺の運営と後世への継承にあたっています。」と。


金閣寺、銀閣寺の喧騒とは、比較にならないほどの静寂。

もちろん、セミは、盛んに鳴いていますが。


京都全体が、観光客の数の増加で、どこもかしこも、『有名地』は、混雑しているなかで、ここは、京都駅から、地下鉄一本で来ることが出来。

なにやら、風も、心地よく。


相国寺の公式サイトから、多くを引用させていただきました。


このあと、友人たちと会う約束があり、今回は、美術館にも、寄らず。