東京国立博物館・平成館で開催中の『法然と極楽浄土』展。

3時間ほど。

その後、當麻寺の、国宝『綴織當麻曼陀羅』の『絵解き』を聴き。

それが80 分ほど。

体力と気力を消耗。


それでも、『出会い』を求めて。


本館を、ぐるり、と。


『伝岩佐又兵衛』の『故事人物屏風』。


描かれている人物たち。

その表情や、仕草。

それが、リアルで、生き生きと。


『個人蔵』とあるとですが。





曾我蕭白『蝦蟇鉄拐図屏風(がまてっかいず)』。

こちらは、右雙の鉄拐仙人。


足の親指が反り返って。

こちらが左雙の蝦蟇仙人。



そして、彼の操る、3本足の蟇(ひきがえる)。


蕭白、迫力があります。

8代目の市川團十郎。




8代目市川團十郎(1823~1854)。

7代目市川團十郎の長男として生まれ、團十郎家の跡継ぎとして、将来を嘱望され。
父が、團十郎から、再び、海老蔵を名乗ったのにあわせて、
天保3(1832)年に、10歳で、8代目團十郎を襲名。

非常に人気が高く、『助六』の舞台で、彼が身を沈めた桶の水を、美顔水として売り出したら、飛ぶように売れた、とか。
(近頃は、この『水入り』まで演じないのですが)

しかし、嘉永7(1854)年、大坂で、自害。享年32。

なぜ、彼が、自害したのか。
謎。

人気が高く、その死絵が、300種類も出たとか。


同じく、歌舞伎関係で。

『め組の喧嘩』。


5代目菊五郎の、辰五郎。
4代目芝翫の、四ツ車。




そして、もうひとつ。

なんとも、その表情が可愛らしくて。


それぞれの作品から、エネルギーを注入されて。