国立博物館で開催中の『雪舟』展を見終えて。

七条から。


で、三条で京阪を降り。

近代美術館で開催中の『富岡鉄斎』展。


しかし、お昼前であり、どこかで食事を、と思って。


東大路の通りには、有名になった中華や食堂があり。

今回も、列が生まれて。


昔は、と、すぐに昔語りになるのが、老人性症候群のひとつなのですが。

といっても、ついちょっと前のことなのですが。

列など生まれず。

そのまま、すんなりと入れて。

それこそ、お手軽に(いい意味で)利用出来るお店だったのですが。

観光客相手ではなく、地元の人相手で。


並んでまでして食べるのは、好きではないのです。


で、古川町商店街に足を伸ばし。


白川筋と重なるところ。


三角地帯に。


あの一本橋の前。


『京中  月(にくづき)』


高そうなお店と、二の足を踏んだのですが。


ランチは、お手頃で。


席も空いていて。


お店の方から、ランチメニューは、ひとつだけで。


『牛皿御膳』。


以前は、はじめから『温泉卵』をつけていたそうですが、好みもあり、今は、別にして。


で、京都のお肉屋さんの経営しているお店だと。


テーブル席が四つほど。


カウンターもあるのですが。


で、『牛皿御膳』を、さっそくいただきました。


肉の良さ。


味付けもよく。


はじめは、そのまま。


次に、温泉卵を。


次に、原了郭の七味をかけて。


と、味の変化を楽しみながら。


満足。


店の奥には、予約を入れていたのか、コースで食事をするふたり。


ワイングラスをかたむけながら。


前の席に、年配の外国の方。


後ろの席からも、メニューを英語で説明する声が聞こえて。


で、食事を終えて、


店のドアには、


『只今  満席』と。


で、お腹も、こころも満たして。

近代美術館へと。

足取りも軽く。







ランチは、現金のみ。

夜は、食事をして、酒を飲んで。
となると、1万円、2万円、さらに。
と、『食べログ』に。

京都『中勢以 月』のホームページから


「京中が肉屋として、
お肉のおいしさをそのままに伝えたい。
お肉好きのための場所「にくづき(にくづき)」

京都東山の柳そよぐ白川のほとり
移ろう時をそのままに
表情を変える銅板で覆われたにくづき
日本の肉屋のお肉を
かろやかに、しっかりと
味わっていただける肉料理屋です。


お肉を選び、待ち、食す。

今日の気分は、
ステーキか、ハンバーグか。
赤身か、霜降りか。
肉屋で選ぶように肉を選び、
お好みの焼き具合を伝える。

焼きあがるまでのひとときを、
ただひたすら待つも良し、
馴染みの肉料理で間を図るも良し、
ワインや日本酒に時をゆだねるも良し。

いよいよ焼きあがったお肉に
ナイフを入れる時の立ち上る高揚感
口の中に広がる肉味と香り、
体の中をめぐる滋味、
ふとこぼれるほほ笑み。

いらっしゃいませ。

営業時間 昼  午前11時半〜午後3時
       (午後2時ラストオーダー)
     夜  午後6時〜午後10時
       (午後9時ラストオーダー)
定 休 日 不定休(お肉の仕入れ状況によって)」