12月1日(金)、六本木の俳優座劇場で、トム・プロジェクトプロデュース公演、『カラオケマン 最後のロマンス』を見ました。
風間杜夫による『ひとり芝居』。
水谷龍二の作・演出。
この、水谷龍二の作・演出。風間杜夫による『ひとり芝居』。
1997年に、最初の作品である『旅の空』が生まれ。
2010 年までに、『カラオケマン』『一人』『コーヒーをもう一杯』『霧のかなた』と続き。
牛山明シリーズ5部作。
しかし、2021年に、『帰ってきたカラオケマン』。
そして、今年、『カラオケマン 最後のロマンス』。
ただ、カーテンコールで、風間杜夫自身が語っていましたが、『最後のロマンス』とはあるものの、この牛山明シリーズ、次回作がある、と。
で、横浜演劇鑑賞協会では、その次回作を、観劇会の候補にあげています。
ひとり芝居。
風間杜夫は、この牛山明シリーズ以外に、『平和三部作』なるものもあり、
2014年に、『正義の味方』。
これは、大角卯三郎という、大正8年生まれの、95歳の人物のひとり芝居。
『ピース』『あの時代』と続いて。
風間杜夫、ひとり芝居の作品を発表することが多く。
それは、彼が、落語が好きで、その落語を得意としていることとつながります。
『咄家』としての風間杜夫、独演会をひらいたり。
横浜演劇鑑賞協会でも、風間杜夫と、真打になったばかりの桂宮治との『落語会』を、観劇会としておこないました。
落語そのものが、ひとり芝居。
その『言葉』と、限定された上半身の動きや仕草で、時間と空間、そこに存在する人物、その人物たちを演じ分け、その関係を、高座の上に築いていきます。
『世界』を創造していきます。
ただ、風間杜夫のひとり芝居は、あくまでも、『牛山明』が、そこにいるということで、相手の言葉は、受けるだけ。
この『カラオケマン』シリーズを、すべて見ているわけではありませんが。
牛山明との、世代的に共有するものが多く。
それは、観客層を見ても。
それだけに、共感するのです。
そして、さらに大きなことは、『風間杜夫』の人柄。
それが、『牛山明』を通して、舞台上に醸し出されて。
観客は、心地よく、それに酔うことが出来て。
そこに、社会のこと、政治のことやらを、チクリチクリと。
それが、展開する物語が、『今』の物語であることを伝えるとともに、舞台上と客席とをつなぎ。
心が軽くなって、金曜日の、夜の六本木。混雑する人混みの間を、すり抜けて、地下鉄へ。
次回作が楽しみです。
それにしても、風間杜夫というと、すぐに、つかこうへい、に。
公式サイトから。
1997年から2010年までに、『旅の空』『カラオケマン』『一人』『コーヒーをもう一杯』『霧のかなた』の全五部作で、日本を始め世界を股にかけ上演された、風間杜夫ひとり芝居「牛山明シリーズ」。
2003年には三部作一挙上演で文化庁芸術祭賞大賞、読売演劇大賞最優秀男優賞、バッカーズアワード演劇奨励賞と、数々の演劇賞を受賞。
2010年にはなんと五部作を一挙上演。上演時間は前人未到の5時間15分!
演劇史に多くの歴史を刻み、シリーズに幕をおろしたと思われたが、2021年『帰ってきたカラオケマン』で実に11年ぶりに牛山明が復活。
その優れた演技が評価され、風間杜夫が毎日芸術賞を受賞した。
もはや風間杜夫のライフワークともいえるひとり芝居、牛山明シリーズ第7弾では、個人の幸せと家族の有り様を問いかける!
STORY
牛山明74歳。
ここ数年で社会貢献に目覚め、選挙にまで出馬したが、根はお調子者のデラシネ男。
再び東京を離れ、仕事に恋に、自由を謳歌していた。
しかし人生いい事ばかりつづかない。
今度は子どもたちの家族のいざこざに巻き込まれ...。



