昨日、9月8日(金)、横浜にぎわい座。


『桂米團治独演会』。


『桂米朝トリビュート』

「御大、米朝の新作や復活ネタを一挙口演!」とあります。


米朝が亡くなって、8年。


台風13号の雨。

その動きが気になるなか、客席は、満席。


米團治さんも、東海道新幹線が遅れるのではないかと、新大阪を9時前に出て。

しかし、新幹線、定刻通りの運行。

新横浜に、11時頃には着いてしまい、17時の劇場入りまでの時間、野毛山動物園に行ったりと、時間をもて余した

と、マクラで。


で、開口一番。

まずは、桂慶治朗の『子ほめ』。


この人の噺、はじめて。

しかし、口跡がよく、テンポもよく。

なにより、高座が明るくなり。


米團治の、3番目の弟子と言っていましたが。


期待されます。


米團治は、

『淀の鯉』という、中川清の作品。


中川清は、米朝の本名。

本名なのは、まだ、この時は、プロではなかったから。


先代の米團治のために書いたのですが、先代は、高座にかけなかったと。

この先代の米團治が、米朝の師匠となります。


『一文笛』。これは、桂米朝の作品。


7月に、このにぎわい座で、林家正蔵の独演会があり、その時に、米朝から教わったとして、『一文笛』を。


中入りのあと、


『算段の平兵衛』。


桂米團治、

なによりも、高座に、『色気』があり。

テンポよく。

明るさも。

高座が、はなやかになります。


どこか、元気だった頃の、古今亭志ん朝につながって。


ほかに、

『三味線風流』の浅野未希。


空気を入れかえて。


外に出ると、相変わらずの、雨。


そのうえ、


京浜東北線は事故により、遅延していて。


ようやく来た電車も、後続が大幅に遅れているための、時間調整。

ホームに入ったまま、動かず。


しかし、にぎわい座で過ごした気分の良さがあって。

心穏やかに、電車の動くのを待ちました。