国立近代美術館で、『鏑木清方展』を見終えて。


体力、気力の消耗。


それでも、『鏑木清方展』のチケットで、常設展も見ることが出来るので、せっかくだから、とか、もったいない、とか。


体力、気力をふりしぼり。


しかし、それらの展示に、お気に入りの作家、作品があると、疲れも忘れて。


で、『今日の一品』というところなのですが、あれも、これもと。


まずは、大好きな、松本竣介。


夭逝の画家。しかし、そうした感情面を離れても、作品に、魅了されて。


神奈川県立近代美術館葉山館での回顧展。

そして、桐生市の大川美術館まで。

この大川美術館は、竣介の子供である莞の設計したもので、竣介の作品を多く収集していて。


で、




松本竣介の、絶筆とされている作品。

36歳。

彼の作品は、ほかにも、





作品が、ガラスでカバーされていると、照明が、光ってしまうのです。

『Y市』というのは、横浜市のこと。

今度、神奈川県立近代美術館鎌倉別館で、また、生誕110年の回顧展が開催されます。
4月29日から5月29日まで。

ほかには、



佐伯祐三。

彼は、30歳で亡くなって。

彼の人生も、強烈。
フランスで、客死して。

新宿区に、
『新宿区立佐伯祐三アトリエ記念館』。
この地で、アトリエをかまえ。
当時の敷地に、大正期のアトリエ建築を今に伝える建物が残されていて。
JR山手線目白駅から、歩いて10分ほどの距離。

近くに、『新宿区立中村彝アトリエ記念館』もあり。

そして、

岡鹿之助。



また、伊東深水の、『清方先生寿像』。



『泉鏡花全集』が、机の上に。

こうした、常設展示だけを見るだけでも、質・量が充実していて。
その常設展示を見るために、やって来ても、十分に、有意義な時間となるのでしょうが。

その常設展示も、作品の、展示替えがあり。

目的を定めず、ぶらりと訪れたい。