人生の三大費用と聞いて、すぐに答えられる人ってどれくらいいるのでしょう。
もし、これがすぐに思い浮かばない方は、
・資産が莫大にあってお金には全く困らない生活をしている
。普段、借金で困っている
・それなりに収入があるが、貯金までは手が回らない
のいずれかではありませんか?
生活費を節約するために、食材の安い商品を求めて遠くのスーパーに
行くことはありませんか?
この様な節約はとても大事ですが、もし、人生の三大費用を把握しないで
日々の節約をしているとしたら、それは、木を見て森を見ずというか、
テストで出題範囲の10点分の所だけを必死に勉強して、90点分の範囲を
まるっきり無視している行為かも知れません。
答えを書いてしまうと、
・住宅費用
・教育費用
・老後費用
ですが、個人的には、節約できるのに無駄使いしてしまいがちな、
・保険費用
・通信費用
も重要な節約対象費用として考えていただきたいです。
これらは、ひとによってかなり差がでる費用ですし、一概に正解のない
費用とも言えるので、どれがいいって事は断言出来ませんが、
明らかに、それって無駄でしょうって思えるケースがたくさんあるので
こちらで取り上げてみました。
まずは、住宅費用。
まぁこれは意識している人がほとんどだと思いますが、
ローンの場合、収入の何%までが返せる安全範囲であるかという
視点ではなく、いくらまで銀行等から借りられるかという視点で
購入されているのではないでしょうか?
もちろん最後までしっかり完済できれば成功とも言えるかも知れませんが
何らかの事情によって手放さなければならない事にでもなったら
甚大な損害となるケースもあるかと思います。
よくある、購入と賃貸ではどちらが得かみたいな話がありますが、
これはとてもナンセンスで、その人それぞれに住居に対する考え方
も違えば、仕事も家庭や親類もすべての要素をトータルで考えるべき
ものなのにどっちが得かで選ぶのは非常に危うい考えかと思います。
今では、サラリーマンも終身雇用とは言えない時代ですから
しっかりと考え抜いての購入なり、賃貸をお勧めします。
次に教育費用。
こちらも色々と掛けようと思えば青天井に掛けれる費用の一つですね。
私立、塾、習い事、家庭教師やらで、たくさんありますよね。
それぞれの費用が親子共々、目指すものが共有出来ていて有意義に
暮らしていればまだいいのですが、それこそ例えば子供は全く興味なしで
親の一歩的な押しつけとも言える教育は賛成できません。
例え子供のタイミングでスキルが付かなかったとしても本当に子どもが必要って
感じたら大人になってからでも十分だと思うからです。
なにより、子供の”やりたい”を一番に考えてあげて欲しいです。
親の一歩的な、良かれと思ってってのは、子供にとっても、家計にとっても
非常に良くない行為だと思います。
確かにその行為がプラスとなったり、楽に成功に導けたとしても子供にとっての
学びがなければ、本当の意味での教育とは言えないのではないでしょうか?
やらされ感で育った子供は、どの子も生き生きとした目をしていない気がします。
最後に老後費用ですが、これはよく年金額と生活費の差額を計算して、さらに
その額を1年分x平均寿命みたいな感じで算出し、いくらいくら貯金が必要です、
こんな感じで老後費用を出しているケースが多いですが、自分の考えではこれも
ちょっと違うと思います。
もちろんこの結果で出た費用を目標に貯金することはとても良い事ですが、
これが行き過ぎて、老後に為にと現状の生活を切り詰めまくるというのは
やりすぎだと思います。
老後の生活が人生のメインでもなければ、今の生活が人生のメインでもありません。
両方です。
両方とも大事な人生です。
そもそも、定年後は一切働かないっていう発想自体に問題があると思いますし、
そんな生活は健康面でも問題です。
遊びだけで体を動かすのもいいですが、そうなると金銭面で不安があります。
結論としては、老後に好きな仕事を生涯出来るように今から考えるって事なのでは
ないでしょうか?
あとおまけの2つ
保険に関しては、目的をしっかり考えるべきです。
自分も過去に日帰り入院で保証が受けられるといった保険に加入していましたが、
よくよく考えると保険は損得や勝ち負けではなく、
いざという時に生活が変わらないようにする
ではないでしょうか?
そう考えると日帰り入院で支給される数万円が人生に大きな影響を与えるかって考えた
結果、解約する事が出来ました。
最後に通信費用ですが、これは行動力のみの話です。
キャリアから切り替える手間と情報収集のみで将来の通信費が変わり、20年後に
100万円が手元にあるかないかの違いになるだけです。ちなみにこれは一人当たり
なので、二人なら200万円ですね。
以上、人生の三大費用についていろいろ書いてみました。
このお話の何かのお役に立てれば幸いです。