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しゃばけ (新潮文庫)
畠中 恵 新潮社 2004-03 by G-Tools |
ん~、イラストが可愛いですよね。
2ヶ月くらいまえ?の電車中吊広告を見て「おもしろそう」ととりあえず
図書館に行ってシリーズ中借りられる4冊をまとめて読んでみました。
第一巻のしゃばけはほのぼのしたストーリーながら雰囲気が暗く、シリーズの最初だから固いのかな池波先生の梅安なんかもそうだったなと思いました。作者のあてどもない不安な気分が行間ににじんだのかもしれません。
二巻以降は徐々にパターン化、サブキャラも充実、一見深刻ぶった話もさらさら流れてあとあじはいいもわるいも淡雪感覚。
宮部みゆきのいちいちずーんといやーな気持ちになる暗さとか、藤沢周平や司馬遼太郎のように小品でもいちいち感情移入させる情緒とかはありません。
勝利の一点目はイラストが可愛いことですが、二点目は歴史小説の大鉄則、「ちょっと頼りないお坊ちゃま」を主人公にもってきたことですね。
サムライモノでは「御宿かわせみ」とか「よろずや平四郎活人剣」みたいな兄貴が偉い次男坊とかがそのパターンです。
「しゃばけ」シリーズの主人公は、病弱ですぐ臥せってしまうが頭がよい日本橋の大店の若旦那。
しかも17歳。年上の男前のにいやや妖怪たちに守られていて殺人事件や不思議事件を解決。
歴史小説好きだけでなく男子校コミックファンやファンタジーファンなど取り込める層は全部とりこもうという貪欲な姿勢なのでしょうか。
うまいこと考えましたね~~~
それにしても4冊も読んで1回もドッグイヤーをしなかった本は珍しくて、これぞ平成の小説だなあと思いました。大体シリーズ化する歴史小説というのはだんだん水戸黄門みたいになってきて巻をすすめるほど教訓めいた話はなくなる傾向にありますが、それでも第一巻からないのは珍しい(私は教訓好きなので人並みはずれてドッグイヤーをするタイプなので)
だから今回は抜書きはありません。
あれ?ほめてます?
辛口気味になっちゃった。。。?
この本、面白かったのですよ。
個人的には第二巻「ぬしさまへ」のサブキャラ小話集が一番好き。
テレビになるんですよね。
どんな風に映像化されるのか念のためチェックしようかな。
あと「うそうそ」は長編で、ちょっと力作ぽいです。
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ぬしさまへ (新潮文庫)
畠中 恵 新潮社 2005-11-26 by G-Tools |
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ねこのばば (新潮文庫)
畠中 恵 新潮社 2006-11 by G-Tools |
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うそうそ
畠中 恵 新潮社 2006-05-30 by G-Tools |





