John's BOOROCKSブログ-I Love The Beatles, Fender Guitars & Movies! -26ページ目

John's BOOROCKSブログ-I Love The Beatles, Fender Guitars & Movies!

ハンドメイド・エフェクター・ブランドBOOROCKS(ブロックス)のスタッフによる、音楽(BEATLES & Fender)と映画の気ままなブログ。

 以前もこのブログで書いたと思うのですが、大好きなフェンダーの存在意義について書きたいと思います。
 ご承知のようにフェンダー社は世界初のエレキギターとアンプの専門メーカーとしてスタートしています。(ギブソン社はマンドリンとバイオリン・メーカーとしてスタートしています。)

創始者のレオフェンダーが発明したのは、ギターのボディとネックを別々に作り、ボルトで固定するという画期的な手法だった。レオはギターが弾けなかったが、それが幸いしてギター弾きだったら絶対に思いつかなった方法を思いついたという訳です。発売当初は板切れギターと呼ばれたのです。このギター製作方法も、やがては世界スタンダードとなって行ったのです。

 更に、ギブソンなど昔の製法を継承しているメーカーでは、ネックに組み込み角度を付けていることでネックの折れやすさが弱点でしたが、フェンダーではネックの角度をなくし、フラットなボディとネックの角度を実現した。これもレオがギター作りの因習に捕らわれなかったために実現できたのです。
 加えて、生産効率をあげるため、ストラトキャスター以降は、ピックガードにピックアップなどの回路をマウントした。これもアイデアマンのレオならではの発想と言えます。
 もう一つ、特筆すべき事があります。ベース・ギターの発明です。この発明はまさに重量級のもので、これがなければロックが発展したとは思えないほどのものです。だからこそ、レオはロックの殿堂入りをしているのです。

 これらの伝統は、現在のフェンダー社にも受け継がれています。今のフェンダー社では、レオが築き上げた伝統を守る一方で、サイバー・ツイン、S-1スイッチなど新発想による製品開発も怠らない。つまりレオの作ったフロンティア精神は失われていないということなのです。

 しかし何よりも驚きなのは、ストラトキャスターやテレキャスター、ジャズベースなど、すでに生産開始から60年以上も経つのにその形状を変えていないことだ。これは生産開始時に、既に高い関係度を誇っていた証拠です。
 すなわち今もフェンダー社には『古くて新しい』という相反する伝統が生きているのです。これからもフェンダー社の行方に注目することになるでしょう。