こんにちは。まだリハビリ中のJohnです。 このブログで、ビートルズに関連する題材でも事実に基づいたフィクションを書いていますが、今日もそれをお送りします。楽しんでください。
Every Little Thing
ビートルズ初期の楽曲に「Every Little Thing」という曲がある。日本にそう言ったバンド名のグループがありましたね。多分この曲にちなんで付けられたんでしょうね、この曲でリードギターを弾いているのはジョンで、ジョージは参加していないことをご存じでしょうか?そうなのです、ジョージがレコ―ディンング時に不在だったのです。仲間ハズレにあったのではなく、ジョージがレコーディングに遅刻したためのようです。でも12弦ギターの音が聞こえるけど、ジョージでないなら一体誰が弾いているのでしょう?
実はあのギターはジョンが弾いたものです。でもジョンが12弦ギター?と思うでしょう?そうなんです、ジョンも12弦ギターを持っていたのです。ことのはじめは、1964年のビートルズのアメリカ初上陸時にあったのです。
1964年2月13日ビートルズはマイアミ入りします。カーネギーホールでのコンサート、ワシントンDCでのコンサート、エド=サリヴァン・ショーへの出演など、アメリカ上陸以来、多忙なスケジュールをこなした彼らへの、ブライアン・エプスタイン(マネージャー)からご褒美として与えられたスケジュールでした。
このホテルに訪ねてきたのがアメリカのハンドメイド、ギター・メーカーのリッケンバッカ―社のフランシス・Ⅽ・ホール社長(当時。現在は息子のジョンが継いでいる。)である。彼はリッケンバッカ―社の新しいギター3本を携えてビートルズに会いに来たのだ。彼が携えてきたのは次の3本だった。
(1)リッケンバッカ―#360-12
(2)リッケンバッカ―#325
(3)リッケンバッカ―#4000
フランシスは、ジョンが以前からリッケンバッカ―のギターを使っているのを知っており、今回新モデルを全員に贈ろうと思っての訪問でした。ジョージには新しく開発されたモデル#360に12弦仕様、ジョンにはショート・スケールのモデル#325の新モデル、ポールにはベースの新型#4000が贈られたのです。この中でポールのベース以外はビートルズのメンバーに歓迎されました。ポールに関しては左利きの彼に対して、右用のベースが用意されていたのです。つまりフランシスはポールが左利きだったことを知らなかったのです。ニュー・モデルを気に入ったジョンは、これ以降ニュー・モデルを使用。旧モデルは使わなくなりました。またジョージは次のアルバム「ア・ハ-ド・デイズ・ナイト」のメイン・ギターとしてこの12弦ギターを使い、アルバムのサウンド・メイクの中心に据えたのです。しかしポールだけはこのベースを受け取ることができず、翌1965年に改めて左用のベースを貰うことになります。
ところでこの時、ジョージの12弦を見てジョンがうらやましがり、モデル#325の12弦仕様をリッケンバッカ―にオーダーしたのです。リッケンバッカ―社では大急ぎでこのギターの製作に入り、1964年夏に全米ツアーのために再訪米したジョンに渡しています。「Every Little Thing」でジョンが使用しているのは、このギターです。