ZONEのTV出演とライヴ演奏(その1) | John's BOOROCKSブログ-I Love The Beatles, Fender Guitars & Movies!

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ハンドメイド・エフェクター・ブランドBOOROCKS(ブロックス)のスタッフによる、音楽(BEATLES & Fender)と映画の気ままなブログ。

本当に久しぶりにZONEの話をしようと思います。

近年、いろいろなアーティストのTV出演時での、口パクが問題視されていますが、実際にTVで歌っている場合でも、バックのオケはほとんどがカラオケを使っていることが多いのは皆さんもご存知ですね。

その理由は、ほとんどのTVの歌番組では、一アーティストが歌うのは1曲、多くて2曲程度であるため、リハーサルに大きな時間を割く訳にはいかず、結局カラオケを用意することになるようです。バンドの場合は、各楽器ごとの音量調整も必要になるので、尚更時間が掛かることもあり、やはりTVではオケを使う場合が多くなります。

意外だったのが、以前TATOOがミュージック・ステーションに出演した際に、一緒に出ていたThee Michelle Gun Elephantが二曲演奏して、TATOOの時間を埋めたという事件がありましたよね。あれは、本当に見事でした。さすがにミッシェルガンはTVでも生で演奏していたんだと判り、尚更感心したものでした。ちなみに、彼らとはFenderで付き合いがあり、特にベースのウエノさんにはベースもアンプも使ってもらっていました。(ウエノさんには、Fender傘下のSUNNブランドの300Wの大型アンプを使ってもらっていました。)

話は逸れましたが、ZONEも同様にTV出演で生演奏をしたことはありません。ただしコンサート会場からの中継は別です。例えば、同じ2005年4月1日放送のミュージック・ステーションでは、ZONE解散コンサート真っただ中の日本武道館から生中継された際には、完全生演奏でした。しかし彼女らの場合は、CD音源に入っているギター、ベース、ドラムス以外の楽器、例えばキーボードなどの音はコンピュータに収録された音源を流しながら、ドラムスのMIZUHOだけがクリック音を聴きながら演奏します。


(TV出演時のZONE。「証」の演奏ですが、彼女らの手元に注目。)

と言う訳で、ZONEのTV出演時には、ギター、ベースはあて振りなのですが、彼女らは非常に上手くあて振りをしています。それもそのはず、彼女らの弾くべきフレーズもすべて、アレンジャーが彼女用に弾き易く、効果的な演奏方法を考案し、それをレコーディング以前にレクチャーしているのです。ここまでは、非常によくある話なので、驚くことでもないのですが、それを覚える速度が半端ではないんです。勘が良いとか、というよりも練習量が半端ではないんです。この練習量があって、あのあて振り演奏ができるのだと納得させられます。全くギターが弾けなかった娘が、短期間にあれだけ弾けるようになるのですから!

この続きはまた明日に。