先週観た映画たち(その173)/『マレフィセント』 | John's BOOROCKSブログ-I Love The Beatles, Fender Guitars & Movies!

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『マレフィセント』



ご存知、ディズニーの長編アニメ『眠れる森の美女』の、一風変わった実写版ですね。本作は話題になっているので、一応観ておこうかな、程度の心持ちで観に行ったのですが、これがなかなか面白かったんです。大人が観ても十分に鑑賞に堪える、というよりも、子供の頃にあのアニメを観たことのある人も納得の作品に仕上がったと思います。

原作のアニメでは、マレフィセントが何故オーロラに呪いをかけたのかは、一切語られていません。しかし本作では、その部分が最大の鍵となっていました。
オーロラの祖父に当たるヘンリー王は、隣の妖精の国の征服を目論んでいたのですが、妖精の国の長であるマレフィセントによって、その企てはことごとく潰されていたのです。ヘンリー王は配下に、「マレフィセントを殺害した者に娘の王女を娶らせ、次期国王とする」と宣言。王に仕えていたステファンは、マレフィセントと恋仲だったのですが、王の言葉にマレフィセントを裏切り、彼女の翼をもぎ取り王に差し出して、次期王に座を受け継ぐのでした。マレフィセントはその恨みから、ステファンの娘、オーロラ姫の誕生祝いに呪いをかけるのです。
あのアニメに前段がこうして語られていました。やがて森の奥に三人の妖精達と隠れ住んだオーロラを、マレフィセントが秘かに見張っていました。育児の才のない三人の妖精を、マレフィセントが隠れてフォローしている内に、オーロラに対する愛情が芽生えることになります・・・。

アンジェリーナ・ジョリーはさすがの貫禄で申し分ありません。またダコタ・フェニングの妹でエル・ファニングがオーロラ姫を演じたのですが、エルちゃん、大きくなりましたねー。が、アニメのオーロラとはイメージが大分違うので、異論が出るところでしょうが、私は問題なく観ることができました。というのも、このストーリー展開上、天真爛漫に育った娘という設定ですので、エルに合っていたと思いますので。

エンディングがアニメとは異なっているのですが、それはネタバレとなるのでここには書きません。が、納得の行く終り方でした。もちろんディズニーのアニメーションを元にして作られているので、子供でも大人でも鑑賞に堪えうる作風ですので、そういったストーリー展開と結末ですが、大人だけで観ても面白く鑑賞出来ました。この辺りがディズニー作品の上手いところですね。楽しませてもらいました。