他人の褌(ふんどし)で相撲を取る | 真っ暗 闇太郎のブログ

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僕は不動産仲介業の営業マンです・・・


うーん、なんでこんな「へタレ」な自分が25年間もの永きに


渡りこの業界に居続けられたのか正直不思議なんです・・


不動産業と一口に言ってもその種類はかなり多いんですよ


賃貸・管理・売買・建売・競売・リフォームなどなど


僕は基本的にはずっと売買の仲介をやってきました。


不動産を売りたい人がいる、不動産を買いたい人がいる


その両方を結びつければいいんだ、簡単だろと新入社員の頃


先輩社員の方に言われました・・


そんなに簡単じゃないですよ


僕が25年間やってきて、この仕事でずっと嫌だなぁと感じる


ことがあるんです


それは、所詮他人の物を他人に売るので、最終的な責任は


負わない、いや負えないのです


つまり、ある不動産を仲介したとします、買われたお客様が


その不動産に住み始めたら「雨漏り」を発見したとします。


瑕疵担保責任上、この「雨漏り」を修繕する責任は売主様


になります。


仲介をした僕は何も出来ないのです・・


この「雨漏り」を発見したお客様は仲介業者の僕にこんな


欠陥不動産を紹介しやがってと苦情を言うでしょう、また売主様


は何のために仲介手数料を払ったんだと仲介業者の僕に


何とかそっちで処理をしろと言うでしょう・・


つまり、買主様も売主様も何かあった際の保険的な意味合いで


仲介手数料を支払っている感覚があります


しかし、僕ら仲介業者はあくまで仲介ですから最終的には


売主様が瑕疵の修復義務を負うこととなります。


ならば仲介手数料にはどんな意味があるのでしょぅか


基本的には売主様からは買うお客様を発見したということ、そして


買主様からは希望の物件を見つけて売買契約を締結したという


ことでのフィーなんです


うーん、で何が言いたいかというと、そういうクレームが発生した際


結局、僕ら仲介業者というものは何も出来ないというジレンマが


嫌なんですよねぇ・・・・


自分が作った物であるならば自分の責任のもとに修復すれば


いいのに、所詮仲介ですからねぇ・・


で決まってお客様から言われるフレーズがあるんですよ


「いいよなぁ、不動産屋は他人の褌(ふんどし)で相撲をとって


お金を貰うんだろ!!」


・・・・


そういう感覚が嫌なんですよねぇ・・・・