どーもー!

今回紹介にあがるのはホイアン3大料理最後の刺客、

「揚げワンタン」

…は置いときまして、次に行きましょう。



お、おお?
んなぜその展開になった。



だって…
正直あんま美味しくないんですよ。イマイチなんです。
サクサクしてビールのおつまみに合うとか、酒のあてに最高とかいう評判を聞くんですが、正直、自分が美味しいと思わないものを美味しく紹介しろって言われてもなぁ…



しかしそう言われれば気になるのも人情だぜ。



タイトルもそれで付けちゃいましたしね、それじゃあサクサクと紹介して次いきますんで。




はい、揚げワンタン一皿目。
なんかね、揚げたサクサクのワンタン生地の上に、酢豚っぽい餡がかかってます。さらに揚げ玉ねぎも乗って2倍サクサクかと思いきや、下のパリパリがすごいので上のサクサクは見た目以外にあまり貢献してないですね、しかも見た目や彩りにもあまり貢献できてませんね。
甘酸っぱいです、普通ですね。はい、以上。



こんなもんかと思って他の店でも食べましたが、こちらはエビ。似たようなもんです。

サクサクした揚げワンタンは薄いせんべいみたいで、トルティーヤを連想させます。
でもトルティーヤのほうが香ばしくて美味しいと思います。

なんというか、ワンタンを揚げても素っ気ないんです。
かかってる餡も、どちらもインパクトに欠けるんです。ああ、美味しいね。家庭的だね。優しい味だね。そんな感じ。

僕の中で
優しい味の料理

飲みやすい酒
褒め言葉じゃないんです。
「優しい味」は言い換えれば「ピントの定まらない寝ぼけた味」ですし、
「飲みやすい」アルコール類は言い換えれば「旨みも深みも無い」んですよ。

出汁が効いて塩味を最低限に控えた繊細な味というのは全く別ですよ?それは「優しい味」ではなく「洗練され研ぎ澄まされた旨み」になるんです。絶妙な塩梅が必要だから決して優しいなんていう言葉では表現できなくなります。



今日はなかなか辛口じゃねーか。
そうは言っても2店だけしか試してねーんだろ?




そうです。たまたま微妙な店に当たってしまっただけだったのかもしれません。
カオラウなんかよりも技術が必要で美味しく作るのが難しいのかもしれません。びっくりするくらい美味しい店も探せばあるかもしれません。実際のところ美味しくないわけではないけれど、あまりにも普通なんです。他の3大料理がハードルを上げてしまっているのでかわいそうな子になってしまっています。
同じ店で揚げワンタンをもう一度食べたいかと聞かれれば、同じ店に再訪しても決して注文しないでしょう。
他の店も調査して確認したいところですが…今回の1泊2日の日程ではこれ以上食べられません。

少なくとも、ホイアンで食すべき盤石な名物とは評価できません。



「名物にうまいものなし」って言うしな。



いやいや全体的なレベルで話をすれば、ベトナムは美味いものばかりですよ。
ホイアンは特にそう思います。


それより次見てみましょう



店員さんにオススメされて注文。
英語でカントリースタイルパンケーキ…とか何とか書かれていたので何かと思ったら、
バインセオでした。
パンケーキって言うの?これ。イメージが違いすぎます。

しかしバリバリサクサクの油物と、たっぷりのハーブときゅうりをライスペーパーで巻くと、それだけでビールが止まりません…!

味噌っぽいタレをつけて食べるのはニャチャンと同じく中部スタイルだと思いますが、バインセオまでこのタレなんですね。ニャチャンのレストランで食べた味よりも素朴な味付けです。

ホーチミン以来のバインセオですが、「ベトナム風お好み焼き」と表現される事もあるバインセオとはずいぶん見た目が違い、ちょっと不思議な盛り付け。
丸く焼いて半分にたたむのは同じですが、ホーチミンで食べたものより油を多用してあり、生地にも厚みがあります。焼いたというより揚げた感じになっていますね。
サイズも小さく焼いて2つぶんを切って盛り付けられています。

こういう盛り付けへの美的感覚は途上国では珍しいように思います。



ベトナム人の美的感覚って独特だけど、確かなセンスを感じるな。
色彩感覚、建物への美意識、調度品のデザイン…どれも途上国らしからぬセンスを感じる。やはり中国だけでなく、フランスやアメリカの文化的影響が大きいのだろうな。

ただし路上のいたるところでで老若男女が唾や痰を吐き出すのはいただけないけどな。



あれって中国人もよくやるらしいですけれど、そっちの影響でしょうか。
なんで吐くんでしょうか。汚いと思わないのかな?



未舗装の道路が多くて空気が乾燥しているため土埃が多く、それが原因とも推測できるが…
実際には口を閉じていれば口中に砂が入るわけではないし、ただのマナーの問題だと思うけどな。

ベトナム人には綺麗な子が多いが、若い女の子が路上で「ぐわわあ~、ぺっ!」とかやってるの見ると引く。100年の恋も冷めるってもんだぜ。
多くの人がやっている事は気にならないもんだし、それを控えるのがマナーだとは認識しにくい環境にあるんだろう。



そういや僕も長野県に住んでいた頃、非喫煙者が食事している隣で平然とタバコを吸うのが当たり前だった事に驚いたことがあります。
あれも外国と思い、習慣と文化の違いだと諦めました。

周囲の環境によって常識って変わるんですね。



フィリピンで散々それは味わっただろ。
日本もおかしな習慣や文化が多いが、島国ってのはそういうふうになりがちかもな。まさにガラパゴス化だわ。




気を取り直してのんびりと昼ビールを。




ホイアン最高っすわー。
ビールクズと呼ばれようがやめられません。

時間はゆっくり流れて、自転車で十分まわれるサイズの町。
どこでも町のフリーWifiが飛んでいて、飲食店のビールが激安!
治安も良く、町並みも綺麗で、ご飯も美味しくて安い、宿も手頃。
まったり沈没するのには最適の町です。どうぞカップルで沈没しろやコラー!
リア充沈没しろやおらー!


ちなみにカンボジアのシェムリアップで生ビール(中ジョッキ級)0.5USドルがアジア最安値かと思ってましたが、この街では0.4ドルの店もありました。写真の店はグラスなので、周辺では少し高いほうですね。
もちろん撒き餌プロモーション価格だと思いますが、それでもフィリピンだと1ドルくらいはしますからね。
ついつい飲んでしまう…ああ幸せのホイアンよ。

ビールが安くて美味しい料理屋は日本橋等のある中心街から橋を渡って南側の島に多いようです。


〆にミークアン。
ミークアンも美味しいですが、やっぱりカオラウのほうが濃い目の味付けで美味しいと思います。
ホイアン来たならぜひカオラウを!




多くのベトナム縦断欧米人旅行者が口をそろえて「ベトナムは中部がいい、フエとホイアンがいい」と言うのがよくわかりました。
個人的にもベトナムでイチオシの町です。

けど、短期の突貫で旅行しに来る日本人にあまり人気が無いのも頷けます。というのは観光地として見るべきものはさほど多くないからです。ツアーで来たりしたら良さも半減しますし、フエから日帰りとかだと物足りないと思います。

ホイアンはじめ田舎観光地というのは、泊まって散歩して自由に食べ歩いて、初めてその良さがわかる事でしょう。

一言で言えば、

「ホイアン最高!」


ホイアン、必ずまた食べに来るぜ。

後ろ髪引かれつつ次はホイアンからフエへ行きます!


次回もまたどーもー!


ちょえいーっす、
じわじわと調子を取り戻さなくちゃいけないぜ、Mr.どーもです。



アハン。
いつもキュートな容姿で大人気のDomo神さまだ。



ところでホイアンには独自の料理が多いですが、ホイアン3大料理と言えば!?



なんでも3つにしたがるのは日本人の悪い癖だぜ。
確かに3という数字はゴロはいいし、「安定」とか「無限」につながる意味を持つ事ももあるらしいが、5大料理でも7大料理でもG20でもいいじゃねーかよ。限定すんなよ。
だいたい日本人が勝手に決めた3大なんてものは大抵ろくでもない。



ちょっ、
質問してんのに何てノリの悪い返し…

確かに僕も世界3大スープとか疑問ですけどね。
フカヒレスープ、
トムヤムクン、
ボルシチ…
ボルシチ!?って感じですけどね。作るのにクソ手間のかかるというコンソメが入ってないのには疑問を感じますけどね。
でもその返しはひどいんじゃないっすか?



だまれ小僧。

どうせホイアン3大料理なんて、「ホワイトローズ、カオラウ、揚げワンタン」だろ。
コムガーもミークアンもホイアンでは有名だが、この2つは中部の他の町でも食えるしな。



あーはいはい、そーですよ。
それがホイアン3大料理ですよ。
覚えておいてくださいねー、ホイアン3大料理。
人生には全く必要ありませんが。


気を取り直してホワイトローズのことにいってみましょう。

ホイアンにありますバーレー井戸、この井戸水を使うことによってのみ独特の食感を生み出すことができるというカオラウとホワイトローズです。
無論、科学的に成分を解析して再現すればどこでも作れるのでしょうけれど…
そうした現実的な話を無視して井戸水だけで作ることにこだわり、また中途半端な再現をするくらいならホイアン以外で作るのは潔く諦めてしまおう!というのが魅力的です。
ここホイアンのみで食べられるという特別感はホイアンへの再訪を促します。
また町中にはホイアンネットという無料Wifiが飛び交い、小さい町ながら実に観光地として優れているように感じられます。

しかも!
名物に美味いもの無し…ということわざはここベトナムでは当てはまらない!
少なくともホイアンには当てはまらない!
マジうまいんです!
ホイアン来たら絶対にホワイトローズとカオラウは外せません!



これがホワイトローズ!
透き通った生地が美しい一皿です。


別のお店でもホワイトローズ!

生地の味は淡白で、米粉?上新粉?もち米を粉にした系?それとも片栗粉?
何を使っているのか、あるいはブレンドしているのかわかりませんが、口の中に入れるとモチモチとした食感がたまりません。
このモチモチ感、例えるなら和菓子のぎゅうひが近いかな?
表面はプルプルしているので、ゼリーともお餅とも違った食感です。
紙のように広げた生地を花のような形に折り、その中心にはエビのすり身や豚肉などが挟まれます。この具が小さすぎるような気がしますが、食べてみると全体の味のバランスはこの具のサイズで調和が取れています。シュウマイの出来損ないみたいな形にも見えますね。


生地の真ん中にちょこんと鎮座していた具を取り除いてみた状態。


このモチモチぷるぷると、サクサクの揚げ玉ねぎ、少し辛くて甘じょっぱいタレ、そして具の豚肉。
これ…これ!!
プルプルもちもちが歯を口の中をつるつる滑ったり跳ねたり弾けたり!
これ食べなかったらホイアンがもったいないですよ!?
ほんと美味しいっすよ!?
ハーブ系が苦手な人もこれなら納得!!



そんなにか…。
そんなに気に入ったのか。



もーホイアン最高っすわ。
ビールは安いしメシはうまいし宿は安いし、カップルで来てどうぞ沈没してください!
って感じの場所っすわ。
また行きたい…
次は未来の彼女と来てエンジョイしたいっすね。

次は3大の最後、揚げワンタン行ってましょう!
次回もまたどーもー!


えーっと、まず最初に謝らなければいけないことがあるわけですね…
ごめんなさいっ!



おう、土下座しろ土下座、むしろ土下寝だコラ~

まったくブログを2ヶ月も放置しやがって…



そんなつもりじゃなかったんですが、気がつけば2ヶ月。
日本に出稼ぎに行っていたのですが、バイトとはいえ丸一日働くと、ブログを毎日更新するなんていうモチベーションはなかなか生まれてこないですね…。
本当に申し訳なかったです。



俺様も気がつけばお手製の変なイラストになっちまったし、なんか調子狂うぜ。



狂った調子はおいおい取り戻して行くことにしましょう。

さて我々は日本とも縁深いベトナムはホイアンの街を訪れていたのでしたね。
今回はカオラウのお話です。

まずは写真からいってみましょうか。







なんだこりゃ…ぶっかけうどん?



YESYESYESYESYES

見たところはぶっかけうどんですよね。

ホイアンは古くから日本人の往来があり、日本人ゆかりの橋なんかもある歴史の街です。
ホイアンに日本人の商人が出入りし始めたのは実に豊臣秀吉から徳川家康に政権が移った頃。朝鮮出兵に見る朝鮮半島は九州から見ればさほど遠い場所じゃないです。しかしベトナム中部となると、台湾よりも遥か先。フィリピンから大海を挟んで西ですよ。そんな大昔に現在のベトナム中部まで商隊が帆船で行き来していたというのだから驚きです。ルートはフィリピン経由なのか、上海や福建省経由だったのか、そのへんは詳しくないのでわかりませんが、とにかく意外にも知られてない事実です。

そのホイアンに行き来する商人がうどんを持ち込み、カオラウという料理になって定着したということです。

カオラウもベトナム語に漢字が使われていた頃だったら、その語源がわかるかもしれないですね。

ルーツは伊勢うどんという説がありますが、僕はちょっと疑問を持ってますね。



ふむん。
どうしてだ?



ふっふ。
伊勢に住んでいたこともあるんですよ、僕。
あの伊勢うどんっていうのは知らない人に説明すると、すごく太くて柔らかいうどんなんですね。
関東はつゆで食べる、関西は出汁で食べる、伊勢うどんはタレに絡めて食べる。おなじうどんという名前でも全く違う食べ物であるというのが僕の見解です。
タレに絡めて食べるという意味では伊勢うどんとカオラウには共通項がありますが、こと食感に関しては全く違う!伊勢は柔らかい、カオラウはガチガチです!

伊勢うどんは東西うどんとは全く異色で、あの太く柔らかい麺をろくに噛まずにズルズル飲み込んで、喉で噛み切る、喉の感触を楽しむのがツウなのですよ!

まあ他の地方に広まっていない事からわかるように、美味しいかどうかって話になると微妙なんですけどね…



んなこと言っても徳川江戸幕府ってな1603年に成立したんだろ。
その頃とは同じ料理が保たれているってことも無いだろう。



そ…それはそうなんですけど。
確かに伊勢うどんが今の形になったのがいつなのかは全く知りませんけど。
けど、ただでさえ広まっていない伊勢のうどんが飛んでベトナムに伝わるってのも変な話です。よほど伊勢贔屓な人がわざわざ伝えたって事じゃなければ、もっと広く分布している四国・九州の讃岐系うどんが伝わった可能性のほうが高いと思います。



それもそーな。
九州にも讃岐うどんみたいなうどんは見られるし、そこから伝わった可能性のほうが高そうだな。ぶっかけスタイルも、暑い国なら熱いスープに入っているよりも受け入れられやすい。野菜とか色々混ぜるのもベトナムっぽいな。



そんなわけで、そのお味ですが…



3ヶ月も前の味を思い出して書くってのも大変です。

少し甘じょっぱい醤油ベースのタレで、魚の出汁なかも入っているようです。
なによりすぐにわかるのが、ほんのり香るカレーのようなスパイス。
カオラウのカはカレーのカ?
2店舗で食べましたが、特別強かった1店以外はさほどカレーっぽくはないです。言われて、ああそうかもな?くらいのものです。気持ちのよいアクセント。
茹で豚スライスみたいなものとハーブ類、揚げせんべい(春巻きの皮の素揚げのようである)のバリバリとした食感がミックスされ、ああベトナム料理って味や香りや食感まで色々入ってミックスするのが好きなんだなぁって実感です。
麺は非常にコシが強く、讃岐うどんのやや細め、固茹での冷やしたものを想像していただけると近いです。

一言で言うと、美味しいです。
何度でも食べたくなる手軽な食事です。
これがいつでも食べられるなんてホイアン人は幸せ…。
讃岐にうどん食べに行った時みたいに、ホイアンには食べに行きたい独自ローカルフードがいっぱいありますね。

なんでホイアンだけにあって、ベトナムの他の街にはない「ホイアンフード」がこんなにあるんでしょうか?



なんでもこのホイアンにあるバーレー井戸と呼ばれる特殊な井戸の水が重要で、これがなければカオラウもホワイトローズも作れないんだとよ。
ミョウバン成分が水に混じった井戸らしいが、不思議なもんがあるんだな。
長野県の大鹿村には岩塩なのか塩分の混じった湧き水があるが、そういうものかもしれんな。



ホワイトローズの話は待ってもらおうか!

…次回です。

どーも
最近、COMと聞くとご飯を思い浮かべるようになってきました。ベトナムになじんできましたね。
Mr.どーもです。


かみさま
コムってのはベトナム語でご飯の事だぜ。
インターネットアドレスなんかに使われているCOMはコミュニケーションの略だ。
Domo神さまだ。


どーも
さて、ホイアンはじめホイアンの人は「コムガー」をよく食べると言います。コムガー自体はベトナム全土で食べられる食事なんですが、どういうわけだかホイアンではコムガ―を看板に掲げた食堂がよく見かけられます。
凝った料理ではないので、高級なものというよりは屋台めしの印象があります。

タイ屋台料理のカオマンガイが好きなので、ベトナムで楽しみにしていた料理の一つなんですよ。


かみさま
コムが飯、ガーが鶏。コムガーで鳥めしだ。ベトナム風チキンライスなんて呼ばれたりもする。

マレーシアやシンガポールでよく見られる海南鶏飯(ハイナンチーファン)とタイのカオマンガイはよく似ているんだが、ベトナムのコムガーは亜流というか派生というか、ちょっと違うみたいだぜ。


どーも
カオマンガイは本当に美味しいんですよー。鶏のスープと油でしっとり炊いたご飯とやわらかい鶏肉を味噌だれで…鶏のうま味があふれて…うう、じゅるりんこ。

さてホイアンの街中をふらふらしていると、いくつかコムガーの店を見かける中、ひとつ猛烈な呼び込みをしているコムガー屋台を発見。



ためしに覗いてみると、雰囲気は悪くなさそう。ここは一ついただいてみましょうか。



んあれっ?
なんか違う…。胸肉の割いたものが乗ってる。あとタマネギ。チキンスープも色がすごい…。
大丈夫かしらこれ。

さて食べようかと思ったら、英語をしゃべれない店のおばちゃんがジェスチャーで辛いのは好きか、と聞いてくる。
OK好きだぜ、と答えるやいなや、辛味噌をお好み焼きの上に細いマヨネーズで線を引くようにご飯にかけてくれる。
続いてヌックマム、ライムをまんべんなくぶっかけます。
以上、混ぜて食べよとの指令。なるほど、こうして食べるのがコムガーなんですね。親切にありがとう、おばちゃん。

いっただっきま~す!

まずはご飯をそのままで一口。この黄色いのはサフランでしょうかターメリックでしょうか?
む…硬い。非常に硬めに炊かれた飯は噛みごたえバッチリです。これ以上硬いと困る。
でも味は薄い。なんとなく鳥の風味はあるんですが、言われてもどうかという程薄い風味です。白飯そのままに近い。うまみバッチリのカオマンガイを想像していたので、なんかちょっとコレジャナイ感があります。

スープも鶏がら出汁って感じなんですが、これ味付けしてんの?黒胡椒のみ?
なかなか残念な味です。

とりあえずご飯を混ぜましょう。
大胆に、鶏肉もタマネギもなますもドクダミもその他ハーブも一斉に混ぜます。

ただでさえパラパラのご飯がライムとヌックマムで余計サラサラになってます。スプーンとフォークで食べますが、箸だときつそう。
大丈夫か、これ。

ぎゅむ、ぎゅむ、もぐ、もぐ、…

んまーい!

これは、違う世界だ。
カオマンガイは濃厚な鶏のうま味が売りですが、これはハーブと鶏肉とネギとライムとヌックマムの渾然一体となった軽快なB級グルメ感がたまりません。
硬めに炊かれた飯の噛みごたえと、ヌックマムと鶏肉のうま味、なますの甘酸っぱさ、ハーブとネギの香り、まとめて〆るライムの酸味。
サクサク食べられてこの食べごたえがあり、腹持ちも良好。ライムのおかげで食欲が無くてもさっぱり食べられそうです。

鶏飯にも、ハーブや野菜と色々を混ぜたがるベトナムめしらしさが特徴に出ています。ほんとにベトナム料理は単品では完成せず、いろいろ混ぜてはじめてそれぞれの味に意味があった事に気が付きます。そしてほとんどの場合、そういった組み合わせは秀逸です。

素晴らしい、これもまたベトナムらしい一皿です!


かみさま

ホイアンはおおむねこんな感じのスタイルのコムガ―が多いようだが、店ごとの味の違いや、地域ごとの違いも比べてみたいものだな。カオマンガイに近いタイプのものもあるようだぜ。


どーも

今回はホイアンに滞在できる時間が少ないので調査しきれませんが、ぜひ深めてみたい料理ですね。
ホイアンは深い。既に再訪の気持ちは強まっていますよ。


あ、なんか奥のもう一つの屋台のおばちゃんが、無料でいいからこれも食べろって。
ふた口くらいの量の…なんだこれ?
杏仁豆腐?
え?
たーるーふぁ?
ああ、豆乳花(トールーファ)ですね。
中華圏ではよく見かける甘くない豆乳プリンです。
フィリピンではこの甘くない豆乳プリンに黒蜜を絡めて「タホ」という料理で売ってます。珍しくフィリピン料理の中では好きなお菓子なんですよ。
ってかフィリピン料理じゃないか、よく考えてみたら。


おばちゃん、豆乳花も一皿ちょうだい!

へへっ、見事に撒き餌に釣られちまったい。



寒天と仙草ゼリーも一緒です。
やっぱりベトナムめしは一つの料理が単品じゃ済まないんですね。
混ぜたほうが彩も味わいも優れてますので、大歓迎です。
これがフィリピンなら単品以外の選択が無い、というかコスト安が一番というか、面倒くさいだけというか…。

この豆乳花は甘さ控えめの黒蜜に生姜が利かせてあり、ちょうど生姜の利いたひやしあめみたいな味でした。豆乳花も寒天もゼリーも、暑い中に生姜蜜で食べるのは爽やかなものです。素朴な甘さでノスタルジックな気分になります。

それに、暑さを乗り切るには生姜は良いらしいですね。


かみさま
暑い夏はついつい冷たい水を飲みすぎたり、冷房で体を冷やしたりしやすい。そういった冷えのダメージは蓄積してじわじわと体調を崩し、食欲減退や夏バテに繋がるからな。実は冷えている体の芯を温めるために、体を温める食べ物の代表である生姜を食べるのはとても理にかなってるぜ。
たとえ南国でもな。


どーも
なるほどです。
美味しいものに出会えてちょっと幸運なホイアンの朝です。


おばちゃんお会計お願い!



豆乳花 2万ドン

コムガ― 4万ドン


…なんか微妙に高いお (´・ω・`)


でもこれがホーチミンだったら、まあそのくらいの値段か…いや、でもなぁ。田舎ホイアンだし、いやいやホイアンは田舎でも観光地だし、う~ん…
結局のところ確認できないし、わからない。


かみさま
田舎に来て平和な空気にあてられ、忘れていたようだな。田舎でもここはベトナムだぜ。
食べる前に、何かする前に値段を確認しなくちゃな。
まして強い客引きをしていたんだ、一計を案じていても不思議はないってもんだ。
都市を離れたからって気を抜いたな、マヌケめ。


どーも
ぬおーん… (´;ω;`)


こういう地味な金額で、ボッタクリなんだか正規なんだかよくわからない絶妙な金額を請求される事はよくあるんです、ベトナム。

次回は負けません。


ちくしょう、我々は皆さんがボッタクリに遭わずスマートな旅行ができる事を願っています!


っていうか「ボッタクリだったかも」って気が付かなきゃ幸せなままなんです。



ホイアンめし、続きますよー




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ニャチャンから乗った夜行バスに揺られてホイアンに着いたのは翌朝の事だった。

何もない幹線道路で下ろされたのでここからホイアンの街までどう行ったものかと考えていたら、すぐにワゴン車が迎えに来た。

なるほどバス会社が乗り継ぎ用に手配しているわけだ。

幾人かの欧米人たちと一緒にそいつに乗り込み、ホイアン中心部まで向かった。

ホイアンの街に着くと僕はまず指定の旅行代理店へ行き、次のフエ行きのバスを予約した。
続いて適当に安そうな宿を取る

ファンのみシングルルームで一泊8USドル。探せばもっと安いところがあるだろうが、頑張っても1~2ドルの話だろうし、一泊だけの事なのでこれで良しとした。


昔の日本人も宿場町へ着いたら、まずこうして宿を確保したんだろうな。


続いて宿で一日1ドルでママチャリをレンタル。


後でホーチミンで聞いてわかったことだが、最も安い自転車は25ドルほどで購入できてしまうらしい。
長期滞在するなら新品を買って、帰る時に売ってしまうほうがいいんだろう。

ママチャリでベトナムを縦断とか妄想してみた。
…宿の無いエリアを移動するのがハードル高すぎる。
やっぱり自走ならバイクのほうが良さそうだ。


一つ麺を啜って朝食とし、しばらく気の向くままに自転車を走らせていると、ホイアンらしい歴史的な街並みの中に市場が見えた。

どこの町にも活気のある市場はあるものだが、観光客の来るエリアの中にある市場とあって、お土産物屋が多く見られた。ホーチミンで言うところのベンタイン市場のような感じ。

流し見るように通り過ぎ、またしばらく町をうろついていると、これまたホイアンらしい提灯の露天を見つけた。




どうにもホイアンというのは中国だ。建物、街並みはすべからく中国である。
もともと中華圏の影響が強い国ではあるが、ホイアンやフエに至ってはほとんど真正のそれに見える。
この古い町並みと歴史的価値が評価され、1999年にはユネスコ世界遺産に登録されている。




かつては貿易で栄えた港町として多くの外国人が出入りし、千人以上の日本人も住んでいたという。日本人墓地や、日本人が架けたと言われる橋、日本人が伝えて根付いたと言われる料理もある。
今では貿易の街としての面影は感じられないが、程よい観光客の数と、程よい田舎っぷりで、のんびりと過ごすのに向いている。
徒歩では行けないが、近くにはビーチリゾートもある。

この雰囲気はラオスの古都ルアンパバーンに通じるものがあるように感じる。
のんびり、ゆっくり流れる時間。
長い歴史がその姿を止めようと時間の流れを遅くしているのかもしれない。






川沿いにテーブルが併設されたレストランがあったので、休憩することにした。

まだ自転車で2時間ほどゆっくりと走っただけだが、ほとんどの場所は回れてしまった。
このコンパクトな町は日本で言えば飛騨高山を小さくした感じか。


アイスコーヒーを注文したら、フィルターごと暖かいコーヒーが運ばれてきた。
ぽたぽたとコーヒーが落ちるのを待ちながら、じっくりと時間をかけてビールを飲む。まだ午前中だけど。

のんびり、ゆっくり、コーヒーを待つ。




犬も平和そうだ。退屈はしないのだろうか。




バイクと自転車を山積みにして通っていく人たち。渡し船か何かだろうか。




凧揚げを始めた人たちがいる。
ここは観光客の多い場所から少し離れているからな。余計のんびりしている。




あがったあがった。
どこの国の人でも子供はかわいいな。




新たなる刺客。




それにしてもお前、ぶっさいくだな~

ぶさかわいい…かも。



ビールなくなっちゃったよ。
ようやくコーヒーがほぼ落ち切ったんだけど、氷が溶けちゃった。なんてスローな飲み物だ。
もうアイスコーヒーじゃないね。


そういえばベトナムの男たちは、こうして昼間っからコーヒーをたしなむ人が多い。ちびちびとブラックコーヒーを飲みながら、口の中に苦味と香りを漂わせながらゆっくりと過ごすのだ。

いい歳して昼間からなにやってんだ、働けよとも思う。(自分の事はひとまず棚に上げて。)
しかしそれで社会がまわっているんだ、いいんだと思う。

高い目標がある人は、その目的に向かって頑張ったらいい。
時間を無駄にしたくない人は、時間を有効に使えばいい。
でも、時間の無駄を楽しむ事ほど優雅な時間の過ごし方は無い。

まわりの景色と、風の流れを楽しみながら。
ゆっくりとコーヒーが落ちるのを待ちながら。
時間の流れを感じながら過ごす。
こうした時間の使い方は、とても贅沢だ。
ベトナム人は優雅で贅沢な時間の使い方を心得ているのだ。
人生の楽しみ上手なのだ。

これはヨーロッパの人もそう。
人生の主眼をどこに置くかって事を考えた時に、仕事でも名誉でもなくて、今の時間において人生を楽しむ事をとても大事にしている。


こうしてわざわざ観光地まで来て、ろくに観光もせずに一日のんびり過ごす。この大いなる時間の無駄遣いが何よりの幸せなんだってこと。

限られた日程で急いで観光してたんじゃ、こういった感覚にはならない。


たまんないな、この時間。


やっぱり僕は田舎が好きなんだなぁ。


ホイアン、次に来る時にはもっと日程に余裕をもって来よう。
多くの人がベトナムは中部が一番良かったと言うのも納得だ。
ただし観光すべきところや見るところは少ないので、時間の無駄遣い上級者向けである事を注意しておきたい。



おまけ


ナイトマーケット周辺の夜の様子。




次回はちゃんと食レポやります。


これで7月4日の更新開始から31日までぶっ通しで記事を書きました。
さすがに体力が持たないのでペースダウンしたいです…。しばらくバイトもやるので。
せめて土日くらいは休みたいです!



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