最後の力を振り絞って尻尾を振り続ける(インド) | まろのパパさんのブログ

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助けてくれる人だ!道に倒れ起き上がることもできない瀕死の犬が最後の力を振り絞って尻尾を振り続ける(インド)

昨年、インド、ウダイプル市にある動物救助センターのメンバーが、瀕死の状態で道路に倒れている犬を発見した。栄養状態も悪くあばら骨が見えている。起き上がることもできない状態にもかかわらず、職員の方を見て懸命に尻尾を振り続けている。

 その健気な姿に胸を打たれ、「まだ生きていたいの」という犬の意志を感じとった職員は、犬を抱え上げ、車で救助センターに連れていった。



検査をしたところ、この弱った犬は犬ジステンバーにかかっていたことが判明した。犬ジステンパーは全世界で見られる犬のウイルス性疾患だ。ヒトには感染しないが、犬には致命的な症状をもたらす。高熱にうなされ、路傍で死を待つだけの絶望的な状況にあったが、この犬は生きる希望を失わなかった。


彼女は残されたわずかな力を振り絞って尻尾を振り、救助隊に助けを求めたのだ。「まだ生きているよ、もっと生きたいよ」と、持っているすべての力使い切るかのように懸命に尻尾を振り続けたのだ。





犬ジステンパーに特異的な治療法はない。二次感染を防ぐための抗生物質投与、脱水への対処として静脈内輸液、栄養補給が行われる。センターの職員らは14日間つきっきりでこの犬を看病しつづけた。



そこで奇跡は起きた。あるいはこの犬の強い意志が奇跡を呼んだのかもしれない。2週間後、彼女は食べ物を食べはじめた。そして再び、自らの足で歩くことができるようになったのだ。


彼女は今も尻尾を振っている。喜びと感謝の気持ちいっぱいで尻尾を振る。人間の言葉を話せない犬は、その尻尾で自らの意志を伝えようとしているのだ。そして人と犬の心が通じ合った時、奇跡は起きる。



インドでも、救える命があるね