別れたはずの… | みみりんのコレカラ、コレカラ

みみりんのコレカラ、コレカラ

36歳で未亡人
幼い子供二人をなんとかかんとか、社会人まで育てる事ができました
平凡な毎日が幸せ…
そんな日々を繼っています

彼女と別れてから、半月も経たないうちに

息子は、寄りを戻したみたいだ



息子はわかりやすい性格で、

彼女と別れたとたん、男友達と飲みに行ったり、

ドライブで毎夜、遅く帰って来ていた



息子なりに、別れた傷をそうやって

癒しているのだろう



そんなある日、帰って来なかったある日、

友達の家にでも泊まっているのだろうと

思っていた翌日



ベランダで洗濯物を干していると、玄関前に

見たことのある車が停まった



出て来たのは息子



あれ?あの車は…

彼女の車だ



付き合っている時、わざわざご丁寧に、

彼女は送ってくれて、何度か遭遇していたから

すぐにわかった




息子は、素知らぬ顔で、家に入って来た



私はベランダから出て、何事もなかった様に

振る舞う



息子は何も言わない



私には、まだ別れた事にしたいらしい



息子は短気な性格なので、

おそらく何か彼女に、気に入らない事を言われ

瞬間湯沸し器なので、別れるとでも言ったのだろう



彼女から折れなければ、息子から歩み寄る事はないと思うので、たぶん彼女の方が大人なのだろう



息子と付き合うには、包容力のある女性しか

無理だと思う




さて、こんなケンカにいつまで

耐えてくれる彼女だろうか?