トラウマ物語-vol.4- | 本音の楽園(仮)

本音の楽園(仮)

タイトルも変えて新たにリスタートします。

大学4年の春に巻き起こった大波乱が過ぎ去り、

少しずつだけど落ち着きを取り戻してすぐの頃、

高校時代の男友達から所謂『楽してお金を稼げる』という儲け話が舞い込んできた。その正体は『ネットワークビジネス』、言い方を変えれば『マルチ商法』だった。その会社名は『Amway(アムウェイ)』。

私は最初の頃、『こんな美味しい話なんてあるわけない』と思った。ホームパーティーや忘年会、セミナーをそんなに多くはないけど、上手く都合を付けて参加した。

もしも、『でも、どうして参加したの?』ってアムウェイ否定派からの家族や友人たちから聞かれたら、

『誘ってきた友達がどれくらいのめり込んでいるのかを見たいから。場合によって止めてみるよ』と答えるつもりだった。

でも、何回かその友達に会う度に思った事。

『会う度に、高校時代の思い出話がしなくなるし、アムウェイの魅力や凄い所を永遠話してる』と、相当のめり込んでいるの分かった。

その友達や所属してるグループから少しずつ距離を置くようになった。

例えばLINEで、『次の集まりは来れる?』と来たら、『ごめんなさい、就活や卒論で立て込んでいて…。』のような感じで距離を置いた。

でも……、こんなの繰り返してもどうしようもないって感じ、色々迷惑をかけるかもしれないが最終手段として『ある賭け』をした。

それは…、大学の卒業式の日から数日後の夜に、友達が所属グループのリーダー格に会い、敢えて入会申込書のサインをした。在る物が欲しかったから。それは、『クーリングオフ制度の書かれているハガキ、若しくは電話番号』だ。

かなり悩んで、考えた末にクーリングオフ制度を使って完全に逃げようと思った。

まぁ、勿論想定内だけど…、『家族バレ』して大目玉を食らったよ。

でも、支払ったお金はもう返ってこないってのは完全に承知の上だし、今となってはこれはもう『良い経験した』『支払ったお金は、痛い授業料』だと肝を命じている。