サンタになれたら。1
小さい頃
ずっと夢見てた事があった。
小さい頃
ずっとなりたい夢があった。
小さい頃。
それは、大きくなった今でも変わりはしなくて。
俺は
ずっと
ずっとずっと
「サンタさんになれたら―――――…」
―――――
――…
雪のちらつく夜。
冷たい風が、肌をさす。
話す度に口から漏れる息が
白く目に見えた。
空は少し灰色に染まり、
木々にはネオンライトが張り巡らされていて
それが、色とりどりに光る。
――今日はクリスマスイブ。
街中のお店は、全てクリスマス仕様で。
おもちゃ屋さんにもケーキ屋さんにも、たくさんの人が見えた。
「クリスマス…か」
小さく響くクリスマスソングが耳をくすぐった。
ずっと夢見てた事があった。
小さい頃
ずっとなりたい夢があった。
小さい頃。
それは、大きくなった今でも変わりはしなくて。
俺は
ずっと
ずっとずっと
「サンタさんになれたら―――――…」
―――――
――…
雪のちらつく夜。
冷たい風が、肌をさす。
話す度に口から漏れる息が
白く目に見えた。
空は少し灰色に染まり、
木々にはネオンライトが張り巡らされていて
それが、色とりどりに光る。
――今日はクリスマスイブ。
街中のお店は、全てクリスマス仕様で。
おもちゃ屋さんにもケーキ屋さんにも、たくさんの人が見えた。
「クリスマス…か」
小さく響くクリスマスソングが耳をくすぐった。