だって好きだもん 2 | ☆心中常感謝無忘☆

だって好きだもん 2

授業中も ずっと上地からの誘いの事が頭の中をぐるぐるして

勉強に身が入らなかった。


『待ってるから』


その言葉が頭の中をぐるぐるぐるぐる…







家に帰った私は、その言葉に負け


夜9時… 学校の校門へとやってきた。






校門の前には、上地がしゃがんでいた。


青い帽子をかぶり、 黒のジャンバーをはおり 全ての指が出る手袋をはめていた。


優「上地」

雄「! 佐々木!」


上地は私の姿を見て すぐに立ち上がった。
雄「じゃあ、行こっか」

そう言って、上地は私を手招きする。


手を繋ぐそぶりもなく 私達は微妙な距離を進んでいた。















優「無理無理無理!!!!」




なんでこんな所に来てるの?


デートじゃ… なかったの?









私達は今、学校の裏口。 上地が先に、ゆっくりと中へ入っていく。

周りには木や草があり 私の肌に傷をつける。


優「ちょ、
無理だって!待ってよ、上地!」


雄「しっ!静かにして。
ほら、こっちだよ…」

そう言って 上地は手を差し出す。

その手をしっかり握ったら、 上地がグイッと引っ張ってくれた。

――暖かくて、優しくて、大きな手。


私の小さな手をスッポリ飲み込んでいた。



――――こんな手に繋がれたいって 皆思うんだろうな…



私はただ 真っ暗で何も見えない中

上地の暖かい手だけを頼りに歩いていた。









続く。









コメ待ってます☆