サンタはきっとやってくる 20 | ☆心中常感謝無忘☆

サンタはきっとやってくる 20

剛「何?」

雄「あの…その…

ナオミの事…」

剛士はピクッと動いた。

剛「ナオミが、何か?」

雄「ナオミは…

つるのさんが幸せにしてあげてください…
俺じゃ、ダメなんですよ…」

剛士は立ち上がった。

剛「ざけんなよ!!
お前キスしようとしてたじゃねーかよ!!
何が幸せにしてくれ、だよ!!

逃げんのかよ!
同情なんていらねーんだよ!!」

雄「違う!!!!」

剛「何が違う!?」

雄「俺にはナオミを幸せにする力がねーんだよ!!

ナオミは俺を選ばなかった!
…俺も、ナオミを幸せにするなら中途半端な気持ちじゃいやなんだよ…!!」

剛「選ばなかった…?」

雄「ナオミは、何も言わなかったよ。
最後まで。

…でも、俺達が争ってるの見て不安そうだった。」

剛「ならお前が…」
雄「俺じゃない…

俺じゃないんだ。

俺はナオミの事、好きじゃ…ない」

剛「お前…

好きじゃねーのに俺と争ってた…ってのか…!?」

雄「つるのさんと争ってた時は…

本気だったよ。

でももう今は、好きじゃない。
ナオミは俺を求めてないから。。」

剛「……………」

雄「ナオミは…

つるのさんが幸せにしてあげてください…

お願いします…」

雄輔は頭を下げた。
剛「……ま……

任しとけよ…」

そう言って剛士は泣いた。

雄輔は泣かないように上を向いてた。

雄「あ…後…」