さて、お次はピンチ力競技となります。
ピンチ力とは簡単にいうと指の力。
そして今回使用される器具がこちら。
握撃バスター(改良版)
海外ではflask(フラスク)と呼ばれている器具です。
お題に書いた2HPとは2 hand pinchの略で要は両手で錘を吊り下げたこの器具を摘んでリフトする競技です。
私はフラスクを所持しており、ピンチにハマっていた時期は結構トレーニングしたのですがあまり得意ではないというのが正直なところ。😅
ピンチ・ホールド競技は自分で重量申請して試技という流れなのですが、ここでやってはいけないのは第一試技からギリギリを攻めてしまうこと。
申請重量は下げることができないので第一試技を落とすと一気に追い込まれてしまうのです。
私は第1回握力王大会でそれを学びました。。。
(遠い目)
それはさておき。
ピンチ競技では試技が進んでいくにつれて器具のコンディションが変わっていくことがあるので、自分の手のコンディションに加えて器具表面のコンディションも気にする必要があります。
色んな方が試技をしていくので付いていたチョークがはげたりするためです。そしてその逆も然り。
因みにチョークは多ければ多いほど良い、、、訳ではなくあまり付けすぎると逆に滑ったりします。
あとはその日の湿度や自身の手の乾燥具合と相談して決めていく感じです。
(文章にすると難しいですが、何回かやってると摘んだ時の感覚である程度分かるようになるので大丈夫です。)
と、今書いたことを頭の中でぐるぐる🌀回した結果、第一試技は絶対にリフトできる55kgを申請。
最初60kgにしていたのですが、クラッシュ競技を3試技こなした結果のダメージを見定める上で55kgの方が良いだろうと思い直しました。
たかが5kgなのですが、ピンチ種目は5kgどころか1kg足しただけでも全く浮かないという事が珍しくないので石橋を叩いて渡った感じです。
結果はここは問題なく成功。
思ったよりも軽く上がり、器具も気持ちよく摘めたので第二試技は思い切って67.5kgに大幅アップ。
最終調整ではリフト出来なかった重量なのですが重さは感じるもこちらも成功!
第三試技は75kgか77.5kgか迷ったのですが安全策で75kgを選択。
第二試技の時、全体的にはしっかりグリップしたのですが、リフトし始めた時に指先が若干滑る感覚があったので、指先に気持ち多めにチョークを付けて対策して挑戦しこちらも成功!✌️
この重量を挙げれたのは久しぶりかと思います。
本人的には結構ギリでしたw
何はともあれキッチリ記録を残せた事に安堵。
私の記録は
75kg
でした。
自分としては悪くない数字ですし割と満足していたのですが…
同じクラスを見てみると我がライバルの握撃さんが物凄いスピードで85kgをあっさりリフトしてトップに!トータルでもあっさり逆転されてしまいました。
元々一時期はトレーニングの8割方をピンチで構成していた身としてピンチ競技で10kgも水をあけられるとちょっと堪えるものがありますね。
実力的には更に開きがありますし
。
この部門全体のトップでピンチ王を獲得したのは元ハンマー投げ選手のUさん。
お忙しくてトレーニングはほぼ出来てないと仰ってましたが、驚愕の
90kg!
おめでとうございます、いやぁとんでもない。
自分の非力さが身にしみます。
もうちょっとピンチ頑張ろうと心に秘めてピンチ力編は終わり。
勝負をかけた最終種目のホールド競技に移ります。
