ホントは昨日書こうと思ってたんだけど…

あさイチ(NHK) で【男性不妊】についての特集をやってました。

私は、不妊治療を約8年続けて 結婚11年経ての出産。

当時、いろんなところから いろんな情報を入手しました。

その中で苦手だったのは、

『妊娠するためには ○○すると良いよ』

『私はこれで妊娠しました! ぜひやってみて!』

『○○すると不妊になりやすいから やめた方がいい!』

みたいな、断言するようなもの。


昨日のあさイチで、

男性不妊の経験者として“フォーリンラブのハジメちゃん”が出演してました。

で、いろんな内容があった中で 私がハジメちゃんに好感が持てたのは

『僕の場合は…』とか『僕ら夫婦の場合は…』って語っていたこと。

経験者としての出演だったけど、【男性不妊の代表】ではなく【男性不妊の1経験者】として語っていたこと。

不妊症に限ったことではなく、子育てでも介護でも 恋愛でも勉強でも仕事でも…生き方全てにおいて、知識とか人の経験談とかが参考になることはあっても そっくりそのまま自分自身に当てはめられるものではないと、私は思っている。

もちろん、オススメされたことをやってみる!っていうのも その人自身の選択なので それを否定するということではない。

あくまでも、“私が”知識や経験を強めにおしてくる感じが苦手だということ。


不妊治療にがむしゃらになって、周りが見えにくくなっていた時期もあった。

だけど、いつからか『どう転んでも、最終的に後悔しないように』っていうスタンスになった。


洋菓子は良くない…という情報を目にしても、ストレスを溜めたくないから 病院で内診が辛かった時とか待ち時間が長かった時には、帰りにケーキ屋さんに寄った。


男性は下半身を温めてはいけない…という情報を目にして、始めのころはコタツでゴロゴロしてる夫にイライラしたけど、その時の気持ち良さを優先。


子供ができなかった時に『あんなにお金を使ったのにーえーん』って思いたくなくて、治療にかかったお金を計算しなかった。(医療費控除のことを考えると しっかり管理した方が良かったんだろうけど、私は経済的現実から目をそらす選択をしました爆笑)


2人目については、ようやくできた第1子との時間を満喫するために、治療はしないことに。

通院することで確実に出産できるというわけではない。2人目ができなかった時に『もっと積極的に妊活すれば良かった』と思うのか? 『小さな我が子ともっといっぱい遊んでおけば良かった』と思うのか?…いろいろ考えた“私の”“私たち夫婦の”選択。


SNSやblogで見かける妊活アドバイス。

アドバイスどおりにして みんなが妊娠・出産できるわけではない。

逆に、そんなことを気にしなくても、なんなら『○○すると不妊になりやすい』と言われるようなことをことごとくしていたって妊娠・出産する人もいる。

アドバイスを見聞きして、そのどれをどんな風に取り入れるかは 人それぞれ。

私自身もいくつかは取り入れ、いくつかはウッスラ取り入れ、いくつかは完無視し…


今、私には2人の子供がいる。

でも、もしかしたら 子供が1人の人生だったかもしれないし、子供がいない人生だったかもしれない。

どの人生だったとしても、たぶん今の私は笑ってると思う。

『後悔しないように』っていうのを判断基準の軸として置いてきたつもりなので、どんな人生でも笑っていたい。


そしてこれからも、何かの選択をしなければならない時は

『どう転んでも、最終的に後悔しないように』考えていきたいなぁ。